


なかなか練習で成果が出ない彼女にライバルが現れる。男性関係も奔放で、開放的な性格のリリー。彼女を役から引きずり下ろす為に近づいてくる。落ち込む彼女を慰めながら、彼女の愚痴を演出家にチクったり、ご飯をご馳走するわ、と誘って内緒でお酒に薬を入れて彼女に飲ませたりする。クスリのせいで寝坊した彼女は練習に遅刻。あわてて練習場に行くと、代役を勝ち取ったリリーが既に主役の練習をしている。こういう怖い人、実際にいるわー、どの世界にも。いじめより遥かに怖い。事を成す為には、こんな性悪な人に負けない気の強さが必用ね。しかし、二ナは主役のプレッシャーや、人間関係のストレスから、精神が壊れていく。

映画の中での王子役のダンサーと、後にナタリーは結婚。


それを知ってから、二度目観ると、また見方が変わったわ。

常にびくびくしていたニナだけれど、黒鳥のアグレッシブな踊りと表情は見事だったわ







最後の場面、あれは幻影なの?それともリアル?他の方の感想を読むとリアルみたいだけど。たとえ実力があっても、それを完全に発揮させる精神の強さが不可欠。自分の器以上のことを望むと精神か体に支障をきたすのよねー。クワバラクワバラ。