２０１１年の作品なので、朝ドラの前ね。吉高由里子ちゃんの映画は、蛇にピアス、しか観ていない。演技力というより、その体当たりぶりだけが印象に残ったけど、この映画を観て彼女の演技力の凄さが良くわかったわ！朝ドラ、花子とアン、の誠実で知的な主人公をやり遂げたのも納得。
杏ちゃんのワンピース可愛い❤
主人公、チエは、２４才のOL.優秀な営業ウーマン。時間を有効に使って今を楽しく過ごすことをモットーとしている。よって５人の男性と同時に付き合っている。いわゆる５またです。そんなチエとは違って、地に足がついている親友のトシコは、ある細工？をしてめでたくできちゃった婚。トシコの結婚に焦ってチエは、自分も結婚を真剣に考え始める。年下の学生、野村(吉村卓也)はルックスがいい。でもお金はないので、デート代はいつもチエ持ち。バイク好きの出口(青木崇高)は気のいい青年だが、自分のマニアックな趣味に没頭して、しばしばチエを置いてきぼりにする。複数のヘアーサロンのオーナー、三宅(榎木孝明)はお金があって、チエを海外旅行に誘ってくれるが、妻子持ち。妻を理由にドタキャンあり。
いつもはストイックなお喋りで真面目なイメージのある榎木孝明さんのズルい、ちょいワルおやじぶりがいい。Iこのキャスティング成功！これからは、この路線もありですよーI
知的で素敵な西尾(加瀬亮)は、優しく彼女の愚痴を聞いてくれるが、結婚には慎重なバツイチで子供あり。彼の前では、手料理を作ってしおらしいチエ。
素敵な笑顔だわー
最後の一人は、ルックスも仕事もいいとこなしの田無(浜野謙太)。パン工場の工員。酔った勢いで一夜を共にした後、づるづると。良いところは一緒にいて楽なところ。仕事が出来る彼女は、決して仕事中、ノーを言わない。曖昧な笑顔でかわすだけ。よって、自分の部屋に戻った時は、人型のゴム人形を壁にぶつけてストレスを発散する。彼女は決して男性大好き人間ではない。仕事のストレスや寂しさをその日のうちに消去するために男性が必用なだけ。相手が一人では、都合がつかない日もあるので、愚痴る相手を確実に確保するために５またとなった。でも、本人は人生を楽しんでいると勘違いしている。結婚を考えはじめて、その関係の虚しさを思い知らされる。条件もルックスも性格も駄目な田無とまず別れようとするが、出来ない。なぜなら、自分の総てをさらけ出してぶつかれる相手だから。時には彼に対して手をあげることもある。お互いの本心をぶちまけて、派手な喧嘩が絶えない。
チエの婚活の最後は、、、。ネタバレになるからやめますが、田無役がイマイチ愛嬌が、足りないのよねーII。魅力的で頭のキレる彼女が彼とづるづる付き合ってしまうリアリティーが感じられない！これが、塚地さんなら、それもありよねー、と納得出来るんだけど、、、。個人的嗜好です。あしからず。彼女みたいな生き方をしている女性、案外今はたくさんいるんじゃないかしら？。自分では気がついていないけど、仕事が一番好きIストレス発散の為に、男性を使い分ける。おしゃれなレストランで食事をご馳走しながら、美味しそうに食べる若い男の子の可愛いお顔をうっとり
眺めたり、年上の男性にはおねだりしたり。しかし部下の男性はビシビシしごくI
。この映画、最後は強引に純愛路線みたいになって興醒め。はーっ？？？何？と納得がいかない脚本だけど、吉高由里子ちゃんの可愛いお姿と加瀬亮さんのセクシーなキスシーンを拝みたい方にはオススメ。今度は、女優吉高由里子さんのシリアスな文芸もの観たいわー。