高倉健さん、死去。ショック!私が、人生で目撃したなかで、一番カッコ良かった男性。25年位前、友人A子の彼が、私たちにご馳走をしてくださることになった。A子と私ともう一人、品川のホテルで、彼を待った。ロビーに座っていると、なんと向こうから、高倉健さんが!!!冬なので、皮ジャン姿。信じられない位カッコいい。お付きの男性と100万ドルの笑顔で談笑しながら、どこかへ歩いていく。オーラで眩しい!私たちはブレーメンの音楽隊にふらふらと付いて行った子供のように、健さんの後を夢遊病者のように付いて行った。行き着いた先は、床屋さん。健さんは、さっきから、ステキー~!を連発しながら付いてくる私たちを立ち止まって見てくれた。頼めばサインや握手でもしてくれそうな様子だった。周りには誰もいない。しかし、私たちは、口をアングリ開けて彼を見つめるだけで、硬直したまま動けない。健さんは、あっそう、別にいいのね?という感じでそのままお店に入っていかれてしまった。あー、勿体ないことしたわー~今の私なら、握手してくださーい!と駆け寄るんだけど。世の中には、あんなにカッコいい男性がいるんだ、と勉強になりました、ハイ。明るく、男の中の男って、感じ。しなやかですっごくお洒落。その夜は、ぼーっとして、私も友人も、全て上の空でした。晩年、高倉健さんは、たけしさんの映画に出たいとテレビで仰っていた。たけし映画のファンとしては実現して欲しいと思っていたのに、残念無念だわー~。