


あと床をかきむしる場面。あそこまで、われを忘れてかきむしれるのは並の女優ではないわね。脇を固める俳優さんが、うまい!
まず、高橋昌也さん!あのハンサムで、ダンディーな方が、あの役を!確かに、お年をめして、痩せていらっしゃったお姿は、徹子の部屋で拝見したと思う。それにしても、あの役。迫真の演技で一気にこの映画のクオリティーを上げる。どんな役でも、成りきってみせます!といった役者魂に敬服。

そして、手塚理美さん。迫力あるわー。男女7人の時のチャーミングな顔と同じ人よねー?と何度も頭の中で確認。あっちゃんの両親役の、勝村政信さんと西田尚美さん。さすがに舞台で鍛えられた人は、出番がすくなくても、存在感があるわー。あのなんとも言えない不気味な目のひかり。こわっ!

可哀想なみのる君役の男の子もうまかった。映画公開の後、学校で苛められなかったか、心配だわー。この監督の他の作品もそうだけど、扉を開けるだけで、観客を震え上がらせる。腕がありますなー~

この映画の中で、一番記憶に残っているセリフ。あなた、優しいから、生きていくの疲れるでしょ?。仄暗い、も、クロユリも、映画の底に流れるものは優しさ。そして家族への愛。愛するがゆえに苦しむ、巻き込まれる。それが、怖すぎて、切なすぎて二度観ることが出来ない。Android携帯からの投稿