天守物語 | お気楽マーニャのブログ

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玉三郎さん、もう動く日本文化遺産。この演目の役どころではないが、人間を超えている存在。二つの打ち掛けは、ため息が出る程の芸術作品。それに負けない、玉三郎さんの人間性。奥深く、気高い。確かに、美貌の頂点は過ぎたけれど、熟成されたワインのような、セリフまわしと、一切無駄のない完璧に美しい所作。拝みたくなる。打ち掛け の模様を披露するときも、本当にさりげないテクニック。今回の亀姫役は尾上右近さん。セリフは???だけど、エキゾチックなお顔だちが、玉様と並ぶと、新鮮。バタ臭い美しさで良いわ~♪海老様の図書之助が登場すると、観客の声なき声、待ってました!感が半端ない。ブログでお見受けする迫力あるやんちゃなお姿からは、全く想像できない、若武者の初々しさ。日頃の節制の効果大で、シャープなラインのお顔が若々しい。どの角度から見ても本当にお美しい。艶のある声が会場に響き、セリフもクリアー。図書之助そのもの。富姫が、もう帰したくない、と駄々をこねるのも納得。前回は、玉三郎さんに付いて行く、という印象だったけれど、、今回お二人がっぷり四つ。完成度の高い、素晴らしい舞台を拝見出 来て感激。こんなに幻想的で魅惑的な舞台は二度とないわ!