シアターコクーン、三人吉三

夜の部行ってまいりました。コクーン歌舞伎はお初。よって平場席もお初。役者さんが近くを通って楽しい♪客席の男性率は歌舞伎座より 高い。最初は坂東新悟さん登場。海老蔵さんのブログで、ウサギの耳を着けてふざけてた人ね～！と軽いノリで観ていたら、その口跡の良さにビックリ！姿も、歌舞伎役者さんらしい品の良さで美しい。鶴のよう。演技も繊細で、上手いわ～！お見逸れしました。中村鶴松さんも可憐で、確かな演技。実力あるお二人。歌舞伎の未来は明るいわ。なかなかお三人が登場しない。客席が痺れを切らせる寸前、七之助さん登場。美しい。一気に舞台が華やぐ。勘三郎さんのコクーン、三人吉三はテレビだけでしか拝見していないけど、その時の七之助さんとは別人ね！なんて芸達者なのかしら！私が大好きだった歌右衛門さんばりの、妖気漂う眼の演技も披露。あくまでも私の希望ですが、七之助さんに歌右衛門さん継いで欲しいわ～！松也さん登場！お顔が美しいのは分かりきったことだけど、こんなにいいお声だったのね。本格的演技を観たのは初めて。セリフもキッチリ聞こえて、会場に響く。七之助さんと松也さんはこれからの歌舞伎を支えるゴールデンコンビだわ～！二人のからみの色っぽいこと。このコンビで、いろんな世話物を観たい。そして勘九郎さん登場！迫力ある。お父様の声に良く似ていらっしゃるわ～！途中、やっぱりお父様の華やかさと、遊びの部分がないのが気になったけど、最後の場面では、兄弟を思う情の深さが滲みでて、新しいタイプの和尚吉三だと納得。お三人とも、全身全霊の気迫で、愛しい。私のまわりの席には、歌舞伎を初めて観た若い人が沢山。休憩時間は、歌舞伎ってこんなにカッコよかったの？こんなに面白いんだ！歌舞伎に対する認識が変わった！顔の迫力ある～！と皆さん興奮気味でした。照明、パーカッション、舞台美術どれもカッコ良かったわ～！堪能しました♪