今年も行ってまいりました。日本画の院生修了作品、完成度高くて、充実してたわ~!油画の方は、抜群の描写力のあるひとが、何人か。安易な、インスタレーションか何人か。でも、どれもどこかで、見たような作品。目新しいものはなし。技術と個性は別物。いろんなスタイルが出尽くした現在、 オリジナリティーを追求するのは至難のわざ。小さい部屋を作り、その中に作者の女の子が、コスプレ姿で座っている作品が二つ。新しいスタイルではない。自分大好き人間ね。自分を映した映像を流したものもあった。長時間歩き回って、記憶に残ったものは、素直に描いた風景画のみ。直球、って一番強いのかも。二年前は、デザイン科の男子学生が作った、移動式お茶室が一番おもしろかった。友人と二人,招き入れてもらい、お抹茶を頂きながら、彼のコンセプトを聞く。場所は、校庭でありながら、お茶室の中は全くの異空間。草間彌生の鏡の部屋に入ったような、新鮮な体験。文化財保存修復は、さすが藝大。神経と頭脳を使う大変な作業。 頭が下がります。