自分が何をしたいのか、何が好きなのかわからないと言う人は子供の頃から自分の欲求を我慢してきた人だと思います。
仕事を辞めたいと言いながら辞めずに何年も、周囲に不満を言い続けて働いてる人がいます。
「仕事楽しい？」と聞くと「楽しいよ」と答えます（笑）。
本人が楽しいって言ってるんだから、きっと楽しいんだな。
私はこの人と仕事を一緒にした時に一日中会社の不満と愚痴を聞いているのが不愉快になり怒りを爆発させたことがあります。
「あなたが不満なのは他の誰かのせいではな～い！ 仕事の内容や社長に文句があるなら本人に言え！言えないなら他で言うな、ひどい働かせ方をしているというなら、それを選んだのは自分だろうが。嫌なら他の人を嫌な気分に巻き込まずにとっとと辞めろ～。」
「出向先の会社で自分の会社の社長や仲間の社員のイメージを悪くするようなことは言うな！私はあなたと同じ会社のチームの一員なんだよ。」とはっきり申し上げました。
そして「今年で辞めるよ。」と言ってから1年がたったのでした（笑）。
好きなことって、今やってることより、もっと他にあるような気がする、こんなことじゃないって思うんだけど、本当に好きなことって我慢できないからとっくにやってると思う。
嫌なことってそんなに我慢はできないから嫌なら辞めてると思う。
結局、好きなことがわかっていないんだと思います。
仕事を選ぶ時に、車の運転が好きだから物流会社にしたんだけど、荷物の積み降ろしは好きじゃないし、大型トラックも好きじゃない、この道は好きだけどこの道は走りにくいとか、嫌な作業がいっぱいあったりする。
それって物流会社の仕事が好きなんじゃなくて、車の運転が好きなだけ。
人の思いが詰まった荷物を運ぶという人と人との架け橋になる仕事っていいなと、好きな車の運転を役立ててやりがいを感じるとか、仕事に誇りが持てるのなら、大変な作業も感じ方が違うのかも知れない。
仕事だけではなく、人は長所と短所が両方あるので、好きなところだけで付き合いたくても全体がその人だから、一部分は好きっていうのは本当は好きじゃない。
好きなことがわからない人ほど嫌いな人はいないとか言ったりする。
好きなのか嫌いなのかがわからないから。私もずっとそんなことを言ってた。
本当に好きなことってそれができるなら、それに伴う大変なことなんて気にならないってこと。
私の好きなことって気づくまでは自分では好きだと思っていない、むしろ苦手なだと思い込んでいたことでした。
なので好きなことがわからないって人には何が苦手で嫌いかを聞いてあげることにしています。そこにヒントが隠れているから。
自分にしかできない他の人に役に立てること、それはもうとっくに前から当たり前にできてること。
「そんなことよくできるね、私にはできない。」と友人から決して褒めていない言葉を言われる事柄こそ、自分の短所だと思ってたりすることが個性という宝物で、好きで得意なことだったりです。
おもしろいね。