養老山地トレイルランニングレース以降
燃え尽き症候群になっている件
先日、それをikakuraさんに指摘されドキっとした
ハートマークを付けてみたがトキメキの類ではない
トレランが楽しくなってる3年目…
累積標高はさておき距離だけでみると
10kmでは物足りず
20km前後のレースが
疲労も残さず楽しく参加でき
今の自分の実力に見合っている気がしています
6月はどこを走ろうかなぁと思ってたところ
直感で魅かれた舞台は菅平高原でした
但し30km
学生時代の登山 (四阿山~根子岳の縦走) が単位のひとつでした
おそらく日本百名山登頂1座目は
この時だったんだと改めて気づかされるのでした
歳を重ねるほど挑戦が先送りになるのは目に見えていたので
今年の頑張りどころをまずこのレースにしようと決めたのです
馬に跨る忍者と一緒にスタート
腕を掲げてくださいとの指示がありましたが誰も挙げず
それどころか一斉スタートに
馬が動揺しちゃっててシュールでした
一気に先頭に立ち勇ましく誘導してくれていました
2kmほどロードを走り
パインビークスキー場の敷地内へと入っていきます
この時点でドベ20ぐらい (参加者は200人ほど)
私にとっての大事な確認を怠りません
前方にいた同世代ぐらいの男性ふたり組が
東海圏のローカルな話をしていたことが気晴らしとなり
耳を傾けずっとついて行きました
結果、15kmあたりまで引っ張ってもらった
最初の急坂
登りきると「チャンピオンコース」と書かれた
ゲレンデ看板が目にとまり妙に納得
根子岳 四阿山がのぞめるということで
期待して振り返ったけど雄大な山容はまだ雲の中です
8.5km 🍙 1stエイド
コーラ一択
だんだんと陽が高くなるにつれ
前日の豪雨が生い茂る笹原から
モヤっとした湿気となりまとわりつきます
それでも比較的整備されたハイキングコースは
長野らしくて走りやすく
小刻みなアップダウンを繰り返しながら6kmほど進みました
日本のダボスと言われる菅平高原
多分、本大会いち推しの場所なんかな
美しい天然芝の丘陵地 (奥ダボススノーパーク) を
気持ちよく駆け抜けました
15km地点
根子岳 四阿山が近づきテンションあがり頑張ろうと思った
この時はまだまだ元気あった…のに…
気づいたら菅平牧場の中にいて周りに牛だらけwww
流石に進行方向にこんなにいて
前方のランナーさんが囲まれてるのを見たら
進むのを躊躇しちゃってしばらく様子見でした
すれちがう時に肩先を舐められビビる
私は丑年なんだよー
内心で意味不明な仲間アピールをして通過しましたw
残り1/3の後半
最高地点の根子岳に至る登山口に立ち
いよいよトレランポールを出しました
序盤は木段が続きます
31年前に思い巡らせ一歩ずつ着々と進んでいました
花の百名山としての根子岳も楽しみつつ
遅いなりにもここまで順調にきていたのですが
樹林帯ゾーンに入り
「山頂まで0.8km」の看板を目にしてから
全く体が動かなくなります
トレランポールで全身を支え真下しか見られず
何度か項垂れては足を止めていました
ちょっとの段差で躓いた時
一気に両足が攣って倒れ
のたうち回ってたところを
下山中のハイカーさんに助けられました
腓腹筋が攣るから伸ばすと前脛骨筋が攣るw
表と裏の繰り返しは一体どうすればいいの状態で
あまりの痛みに呼吸も止まる
こんな経験は初めてでした
15分ほど悶絶したらケロっと回復し
またゆっくり一歩ずつ進んでいけたのですが
最後はたかってくる虫 (小蠅) との闘いで
こちらがスピードないからまとわりつき
それが鬱陶しくて精神的に疲弊しました
根子岳登頂 △2207
自立できなくてフラフラしてたらこんな写真に…
子根子岳
可愛いのは名前だけ
下りはすり鉢状で浮石が点在する
テクニカルなコースが続くとあって慎重に走っていきましたが
また足が攣ってしまい一瞬で転倒
左膝の強打から血がタラーんとなってたけど
攣ってる右腿のが痛すぎ
もーやだーと大声で叫んでちょっぴし泣いた
叫んだところでもう周りに誰もいませんでした…
最後のエイドでは片付けが始まっており
スポドリが余ってるから持ってってと
強制的に2本も渡されるのでした
最後に会った誘導員が残り1.5kmだよと教えてくれました
制限時間まで残り45分ぐらいだったので
なんとかなるかと歩いてたんですが
距離に見合わないつづら折りの林道にいることに気づきます
道路が見えているのにまだまだ標高が高く
ヤバイかもってなって急に焦り出し小走り再開
道路に出ると前方にふたりほど立ってる方がいて
誘導員かと思い安心して近づいたら
道に迷って立ち往生しているランナーさんでしたw
最後は迷子の3人で非コースを1kmほど歩きながら
しれーっと合流してゴールしました
3kmも余分に走るハメになり
参加者の少ない女子の中でドベだったけど
一応、走り切ったことにしてくださーい
【後編】へ続く