報恩抄(2)

 

池田先生はメンバーに元品の無明を打ち破り、よく人を見抜くように、騙されてはいけない、おのおのの会員の信心の確立の為に表に立たれなくなった。元品の無明を打ち破るということは、仏法用語で発迹顕本することです。亡くなられる最後の最後までメンバーを激励された。自分が亡くなった後のことまで考えられていた。偉大な偉大な師匠でした。

 

年末になって月一回届くワールドトリビューン日本語版を整理していた。あれ? 5月に副会長で原山会長の一番のごますり子分谷川芳樹さんが、8月には教学部長で原山会長の息子がアメリカに来ていたんだ。SGI本部のあるロスには来なかったから知らなかった。ほんとに来てどこで会合を開いたのかも定かでない。俺たちはアメリカではこんなに歓迎されているんだと聖教新聞に大々的に載せたいのだ。生島さんが日本の聖教新聞は数年前からアメリカから購読できないようにしたので、嘘八百書いてもわからない。                                              ワールドトリビューンのニューヨークとサンタモニカの写真は嘘だ。どこかの昔の写真の合成だ。あんな立派な会場でまだコロナ禍の中であんなにぎゅうぎゅうに人が集まるわけがない。誰もマスクをしていない。SGIアメリカで対面ミーティングの許可がでたのは2023年9月からです。5月や8月にあんなにたくさんのメンバーが集まるなんて絶対にありえない。

 

原田教学部長は「佐渡御書及び立正安国論の講義を全米とカナダ全土の99か所で生中継を行われたと書いてあるが、それも嘘だ。学会本部のある世界広布の拠点になっているロスでは、原田会長の息子がきて生中継で講義するという連絡もなく彼の講義を誰も聞いていない。                                               彼らの指導が載っていたので、読むとあたかも自分の指導のように書いているが、二人とも最初から最後まで池田先生の指導のパクリだ。どうしてそう指導できるのかという彼ら自身の体験は全くない。ただ池田先生の指導をピックアップして自分の指導として載せているだけだ。心や熱意をまったく感じない。こんなつまらない指導をしてアメリカのメンバーを馬鹿にしていると思った。私がアメリカに来た頃は日本から教学指導の人とかが来ていて池田先生の指導や日蓮大聖人の御書と自分の体験を交えて指導するのでとても共感できた。                                             本部にいた本物の信心の人たちはどこにいってしまったのだろう? 原山会長に懲戒解雇された元職員の秀一さんが言うには、池田先生と以前に対談した教学力のある若い教学部員は皆どこに行ったか分からないという。天魔原山会長が息子を教学部長にしたいため本物の信心の人を排除してしまったのだと思う。自分の息子をカリスマリーダーにしたいのだ。

                                            

ワールドトリビューン日本語版は日本の聖教新聞社が発刊している。天魔が牛耳っているので信用できないけれど池田先生のメッセージは載せる。池田先生の亡くなられる前の最後のメッセージが12月8日2023年号に載っていた。聖教新聞(11/2/2023) まさに先生の遺言のように思えるので書きます。

                                                               【第十六回本部幹部会 池田先生のメッセージ慈折広布へ世界青年学会は進む 妙法こそ「生命尊厳」「万物共生」の音声】その中で池田先生は世界平和について述べられている。

 

「創立の月」また先師・牧口常三郎先生の「殉教の月」を迎え、「広宣流布大聖堂」の完成10周年を威風堂々と飾ってくれた、全宝友の尊き勇猛精進に、私は心から御礼を申し上げます。そして「世界青年学会開幕の年」への出発を祝し、最大の感謝と期待を込めて、三つの扁額をお送りしたい。

 

大聖人は、750年前、佐渡流罪の大難の真っただ中で「如説修行抄」に仰せになられました。「万民(ばんみん)一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば、吹く風枝をならさず、雨壌(つちくれ)を砕かず、代は義・農の世の中となりて、今生には不祥の災難を払い、長生(ちょうせい)の術を得、人法共に不老不死の理(ことわり)顕(あらわ)れん時を各々御覧ぜよ」    (新p601・全p502)

 

通解 「すべての人々が一同に南無妙法蓮華経と唱えるなら、吹く風は枝を鳴らさず、雨は優しく降って土を砕かず、時代は理想とうたわれた伏義・神農(=共に中国古代の伝説上の帝王)の時代のような世となって、今世では不幸な災難を払い長寿の方法を得て、人も法も共に不老不死の姿が現実となる時を、みなそれぞれ御覧なさい。」

 

「妙法こそ究極の「生命尊厳」「万物共生」の音声であり、「国土安穏」「世界平和」への根源の推進力であります。                                        大聖人が、末法万年尽未来際を展望して示してくださった「立正安国」の対話の大道を、創価三代の師弟は「獅子王の心」で貫いてきました。そして今一念三千の哲理を掲げ、元初の旭日の大生命力を発揮して「大悪おこれば大善来る(新p2045全p1300)と人類の宿命転換に挑み抜く大連帯こそ、「世界青年学会」なのであります。

                                                                  不思議にも、開幕のこの時を選んで躍り出た宿縁深き不二の若人たちが、必ずや、平和凱歌の希望の鐘を未来へ打ち鳴らしてくれることを、私は祈り、信じてやみません。」

 

池田先生が亡くなられてからの香峰子夫人の談話                                 「もともと医師からは、30歳まで生きれるかどうかと言われていた主人が、信心と戸田先生の薫陶のおかげで、ここまで長寿を重ね、使命を全うすることができました。10年以上前に「この後は、妙法に説かれる不老不死のままに永遠に指揮を執る」と語りつつ、幸いすべてを託してバトンタッチできましたので、安祥としていました。今日まで支え、共に広布にまい進してくださった会員同志の皆様に心から感謝申し上げます。」と述べられた。

 

御書「如説修行抄」を調べてみた。この御書も長い御書です。それを池田先生の講義と共に大白蓮華2010年1,2,3月号をパソコンに載せてくださった人に感謝します。                                    池田先生の2010年1月号大白蓮華での御書講義で「如説とは文字通り「仏の説の如く」との意味です。また、「師の説の如く」とも拝することができます。

私たちの如説修行とは、大聖人が仰せられるままに実践することです。

牧口先生は『価値論』の最終章で「如説修行抄」の一節を引用されました。

すなわち「人間の生命を説き明かす真実の仏法が流布されたとき、初めて無上最大の幸福なる寂光土が建設されるのである」と綴られ現世安穏が実現した「寂光土の建設」 これが、創価の父・牧口先生の切望であり『価値論』の帰結でありました。その理想のために、牧口先生は、権力の不当な弾圧に屈せず、身命を賭して戦い抜かれた。まさに、大聖人が仰せの「如説修行」を寸分も違わず実践されたのです。「師弟不二の書」ともいうべき重書をただただ末法万年の広布のために、未来永遠の創価の勝利のために、魂に刻みつけて拝してまいりたい。

 

本文  夫れ以んみれば末法流布の時・生を此の土に受け此の経を信ぜん人は如来の在世より猶多怨嫉の難甚しかるべしと見えて候なり、

 

現代語訳

 

 つらつら考えてみるに、この末法という三大秘法の南無妙法蓮華経を流布する時に、生をこの日本国に受け、この三大秘法を持ち、信心に励んでいく人に対しては、法華経法師品第十に「末法においては、釈迦如来在世にくらべて猶怨嫉が多いであろう」と。多くの大難が競い起こることを予言されている。

 

池田先生はここの講義で  これからは、“本物の弟子によって一切が決まる”

真剣な弟子が立ち上がれば、広宣流布は必ずできるとおっしゃっている。

                                                             私が日本にいた時、期待していた人が亡くなったり、これからの人だったのにと思ったことがあった。でも仕切り直して生まれてきて妙法を弘めるのだと信じていた。アメリカでも、ブック当番をしていた時、とてもさわやかなアメリカ人の青年がふらりと入ってきた。聞くとパソコンで自分でこの仏法を探して入った。まだ三カ月だという。南無妙法蓮華経って力がありますねといった。私達3人はそれを聞いてもうただびっくりした。                                    アメリカ人の体験で、自分の兄は筋ジストロフィーだった。だんだん病気が進行していく中で、休みながらも御本尊様に向かって題目だけは上げ続けた。兄には夢があった。次に生まれる時は、常勝関西の創価学会の家に生まれ、柔道をやり、アメリカ創価大学に行くのだと言っていたという。お兄ちゃん。私はアメリカ創価大学に入学したよと亡くなった兄に報告したという。日本で信心してきて亡くなった草創期のメンバーも世界中に生まれ変わってきていると私は確信している。

 

日本はいい国だ。戦後戦争に負けて何もないところから世界に堂々と肩を並べる国になった。政治は三流、経済は一流といわれて大発展した。海外の人は皆日本はいい国だと来たがるのです。リピート観光客も多い。私のアメリカの友達も日本が大好きだ。

日本がここまで発展したのはこの妙法を広げてくださった牧口先生、戸田先生、池田先生のおかげだ。石を投げれば学会員にあたると言われるほどメンバーがいる。メンバーが南無妙法蓮華経と朝な夕な24時間唱えてくれるおかげでここまでいい国になった。日本には何かほっとさせる温かさがある。まだまだ完ぺきではないが如説修行抄に書かれている通りです。アメリカに住んでいる私もマレーシアに住んでいる長女も日本はいい国だと意見は一致している。海外に住んでいるからこそわかる。政治はポンコツでも不思議と守られている。

                                                                    私は三大会長の指導で成長させてもらった。大変な人生の中、自分の使命に生きようと思った。池田先生が亡くなられた今、何か報恩をと考えていた。池田先生は世界中にこの妙法の種をまかれた。(下種仏法)

今人類は世界は破滅に向かっている。この宿命を転換しなければといつも思う。池田先生が亡くなられた今、池田先生は私達に何を望まれているのだろうか?                                                   池田先生は世界の青年に期待されていた。池田先生は宇宙から地球を守るとおっしゃっていた。                           そうだ! 弟子として地涌の菩薩を世界に呼び出そう。                                                眠れる獅子たちよ。                                                    正義の人よ。                                                              目を覚ませ。                                                                    地球を守れ。                                                           と厚紙に書き仏壇に置いて毎日祈っている。

1月2日は池田先生の御誕生日です。御存命なら96歳。先生は辰年で今年は年男です。私も辰年で年女です。先生の誕生月にこのブログ報恩抄を投稿できて嬉しく思います。