よしきワールドツアーコンサート (1)
日本語放送によしきコンサートワールドツアーのCMがはいる。ロスアンゼルス・ハリウッド、赤いじゅうたんが敷かれてアカデミー賞授賞式があるドルビーシアターだ。 Xジャパンのよしきという人がアメリカに住んでいるのは知っていた。私はニューヨークとばかり思っていたが、ハリウッドだそうだ。Xジャパンもバンドグループとしか知らなかった。彼は母を失くし、号泣し何日も泣いた。母に何かしたいと思ったとき母へ捧げるレクイエム、オーケストラとのワールドツアーを企画しようと思ったそうだ。そういう心を持っている人は幸せだ。絶対に聞きに行こうと思った。
10月20日当日コンサートは夜8時からだ。6時に出てバーガーを買ってと思っていたら、いつものバーガーやさんはいっぱいでやめた。乗ってしまったフリーウェイでスマホのナビのセットを思いだした。次の出口で降りて駐車場に止めた。周りは清閑な住宅地 スマホを取り出して、セットするのだけれど、全部自己流だからわからなくなってしまった。どうしよう。行けないかもしれないとあせりはじめた。そこへ私の車の横にひとつ空けて車が駐車した。彼女はスマホで電話をしている。渡りに船だ。すぐに窓をたたいてウェズを使うか聞いてみた。使うよ。ドルビーシアターに行きたいのだけれどセットできますかと聞いた。いいよ。と言ってさっさと入れてくれた。音声は出なかったけれど、動いている。フリーウェイの乗り換えは分かっているので、出口がわかればそれで十分だと思った。 ちょうど7時にハリウッドの巨大なパブリック駐車場に着いた。地下にあるのだけれど、ずっと満車で地下1、2、3、4階と降りてゆく。ようやくスペースを見つけてスマホで表示の写真を撮った。帰りに大変な事になるのだけれどそれは後に書こうと思う。
正面入口から入って座席がプリントされたペーパーを見せるとこれはだめだです。中のチケット売り場に行ってくれと言われる。オンラインのチケットマスターで買ったのだけれど、すべて自己流、クレジットカードで買うのは慣れているけれど、ペイパルしか出てこない。以前番号を登録していたから、ま、いっかと座席番号がプリントされたのを持って行った。なぜか引き落とされなかった。あなたの指定した座席はもうすでに他の人が買っている。また買い直してほしいと言われる。空いているところはありますかと尋ねるとここが空いているという。前から6番目の座席が買えた。センターではないけれど125ドル、前の席118ドルよりずっと前だ。ラッキーと思った。
大きな透き通ったドラムセットがあり、オーケストラの人たちが後ろに座っていた。彼は自分の作曲した曲を次々とピアノで演奏していく。わぁすごいなピアノ弾くんだ。私のよしきさんに対する知識はこんなものだった。彼は58歳だそうだが、すらっとしていて垢抜けていて全然年がわからない。透き通ったような孤独な感じにとても惹きつけられる。私も孤独だからかもしれない。 後で彼の生い立ちをパソコンで知ったが、10歳の時にお父さんを自殺で失くした。大好きな優しいお父さんを自殺で失くすなんて、それを背覆って生きていくなんてどんなに辛いだろうと思う。彼のバンド仲間ヒデも自殺で失くす。アメリカにいて聞いた時は嘘だと思ったそうだ。日本に向かっている飛行機の中で新聞の一面に載っていた記事を見て、やっぱり本当なんだと号泣したそうだ。
彼の幼馴染でバンド仲間だったトシさんのことも話していた。トシは洗脳星に連れていかれたと言っていた。 10年以上前になるだろうか。たまたまドキュメンタリーで、ある有名なバンドの人が、女性に惚れぬき結婚した。妻と妻の男の作り話を信じぬき10年以上もその組織に貢いだ。その額は3億円以上だったそうだ。今の額にすればもっとすごい。彼の妻と詐欺男はグルで、始めからトシを騙そうと近づいたわけで、詐欺男は笑いが止まらなかったようなことを話していた。 トシからしぼりあげてお金が無くなるとその詐欺男はもう一度Xジャパンを結成させ儲けようとした。やっとその時点でトシはXジャパンのメンバーに諭され気が付いた。一度洗脳されるとこんなに人間が変わっていくのだと思ってみていた。あのドキュメンタリーが、Xジャパンのメンバーだったと結びついた。
トシは幼なじみのよしきの才能を妬んだのだと思う。一旦嫉妬し始めると心が歪んでゆく。物事を正常にみれなくなる。自分は嫉妬している自覚がないからどんどん心が歪んでいく。生命レベルはどんどん落ちてゆく。結局それがその人の人生になる。
池田先生を妬み続けた秋谷会長もすっかり変わってしまった。自分の生命を磨けばいいのに、名誉会長の名声を嫉妬して妬み続けた。創価学会の会長でありながらこの仏法をまるで分っていなかった。そしてそれが彼の人生です。そして生まれ変わっても同じ人生を繰り返す。こういう魔に先導されやすい人は皆自分の我が強い。この我に打ち勝つことができるのは唯一南無妙法蓮華経と唱え人間革命したいと自分を見つめていくことだけです。御仏智を頂くのです。瞑想はだめです。人間は自分の心がわからないのに、なぜ何時間も瞑想するんだろうと思う。ただ暗闇に落ちてゆくだけなのに。それよりも瞑想しているうちに魔が入りコントロールされ私は悟りを開いたとますます我の強い人間になる。
統一教会も同じ手口で、近づいてくる。茨木のマンションに住んでいた頃、前にも書いたが、 創価学会の二世メンバーだったNさん。誠実で優しく高収入の夫、素直で心のいい息子達、問題なのは彼女自身の心だった。なにか不満で充実感がない。人と自分を比べては、創価学会員の悪口と批判ばかり話す。そこに付け込まれた。あなたは素晴らしい。創価学会がおかしいのですとおだてあげられ統一教会から700万円の塔や300万円のツボを買って、これで幸せになると信じていた。学会の人たちがあなたは騙されていると何度言っても信じなかった。彼女は統一教会から知恵をつけられたのか。何も言わなくなったので、私達は彼女が統一教会から離れたと思っていた。それが10年後、突然、夜逃げをした。青天の霹靂とはこのことだ。この3日前グループ座の帰り、彼女と話をしていて、ふっとこの人いなくなると思った。
彼女の夫は信頼されていて雇われ社長だった。そこへ統一教会が入り込み統一教会の社員を雇っていた。大事な実印までも任せていた。お人好し過ぎて騙される。その社員は統一教会に貢ぐためやくざから多額のお金を借りた。ご主人が気が付いたのは期限一日前で、家の物を根こそぎ取られる前に、家族で持てる物を持って夜逃げした。やくざ達は3カ月くらいマンションの周りをうろついていた。彼女達は財産をなくした。統一教会は残酷だなと思った。やくざをからめているから警察にもどこにも訴えられない。悪いことも何もしていないのにただ息をひそめて生きていかなければならない。息子はシアトルの大学に留学しているのに仕送りも途絶えてしまう。こういう被害者はたくさんいるだろう。ほんとにあくどい。魔の仕業としか思えない。
同じ茨木のマンションに住んでいたメンバーAさんの姪は統一教会のブラジルでの合同結婚式で結婚した。韓国人の男で、姪の実家に転がり込んでいた。彼女の親は統一教会ではない。メンバーAさんは親戚の集まりでその姪の実家にいた。帰りに銀行でお金を入れようとしたら、22万円入れていた封筒がない。後日犯人は彼だと分かって弁償してもらったそうだが、どうやってその封筒を抜き取ったのだろう。すきを狙って皆のハンドバッグを物色するのか? 彼らはお金のにおいがわかるのだろうか? その姪は短大を出ていい会社に入りお嬢さんだった。どうやって洗脳されたのだろうか? 全てはその人の宿命なのですが。今やっと日本の政治家までもが統一教会に洗脳されていたのだとわかってきた。お金に狂っている。人間はお金の魅力に勝つことができないのだろうか? 話が脱線してすみません。