世話好きのばあちゃんに説教をした話。
お年寄りに説教なんて
まぁすることないと思っていたけれど、
働いていると、黙っておけることと、
黙っておれないことっていうのがあるんだよ。
その世話好きのばあちゃんは、
自分の席の隣に新しく入った人がいるとかいがいしく面倒をみるのだ。
「いいかい?おじいさん、
ここがトイレで、ここが食堂、
ご飯は朝の8時と12時と夜は6時だからね。わかったかい?
あい、ちょいと!職員さん!!ここのおじいさんにお茶まだ来てないよ!」
「そうなの、遠いところから大変だねおじいさんも、
ちょいと、職員さん、おしぼりもまだだよ!
なーんだ、ちょっと言ってくるからおじいさんまってな。」
これはもう、黙っておれない、
トイレに立った世話好きのばあちゃんを部屋に呼ぶと、
「なんだよ、」
と訝しがるばあちゃんを捕まえ説教を始めた。
「あのねぇ、失礼なこと言わないでくれる?
あれは、おじいさんじゃなくって、おばあさんだから!!」
そこは間違ってはいけない。
