ロワイヤル通りをはさんで、

 

コンコルド広場に面して並ぶ

 

ふたつの壮麗な建物。

 

 

奥に見えるのが、パリを代表する

 

パラスホテル オテル・ド・クリヨン。

 

そして、手前が4年の修復工事を

 

経て、今月12日にオープンした

 

 Hôtel de la Marine

 

(オテル・ド・ラ・マリーヌ)です。

 

 

待ちわびたオープン。

 

早速、主人と訪れました。

 

 

ヴェルサイユ宮殿の設計にも

 

関わった建築家 アンジュ=

 

ジャック・ガブリエルの設計

 

により、1757年から1774年

 

にかけて建造。

 

当初は王室の調度品保管所

 

でしたが、1798年から2015年

 

までは、海軍省が置かれて

 

いました。

 

 

所々に関連した装飾が施され、

 

その名残を感じます。

 

 

海軍が軍事省のあるブリエンヌ館

 

に移転した後は、フランス文化財

 

センターによって管理されること

 

となり、この度、博物館として、

 

通年、一般公開されることと

 

なりました。

 

 

見学コースは以下の2種類。

 

金色に輝く小サロンとコンコルド

広場を見下ろす大バルコニーに、

焦点を当てた「サロン&ロッジア」

所要時間45分 / 13ユーロ

 

館内全体を探索する「グランドツアー」

所要時間90分 / 17ユーロ

 

さらに「グランドツアー」は

 

3つの音声ガイドの中から、

 

好みのプランを選びます。

 

 

私たちは最も一般的だと思われる

 

「Voyage dans le temps

 

(タイムトラベル)」を選択。

 

 

すべての見学者がワイヤレス

 

ヘッドフォンを装着するのですが、

 

これが優れもので、その時代の

 

空間に紛れ込んだような、

 

そんな感覚にさせてくれます。

 

 

ただ、孫悟空の「緊箍児

 

(きんこじ)=頭の輪っか)

 

ではないですが、ヘッドフォンを

 

ずっとしていると、こめかみの

 

あたりが痛みだし、それが

 

欠点でした。

 

また、グランドツアーの

 

タイムトラベルは、日本語を含む

 

9ヶ国語に対応とされていますが、

 

私たちがオープンほどなくして

 

訪れた時には、フランス語と

 

英語の2ヶ国語しか、まだ対応

 

していませんでした。

 

 

王室調度品保管所 監督官の

 

オフィスやアパルトマン、

 

賓客用のサロンも再現され、

 

当時の高官の暮らしぶりが

 

窺い知れます。

 

 

写真では分かりませんが、

 

キャンドルの炎も実物は、

 

ゆらめいているように

 

見えるんですよ。

 

 

壁のペイントも風合いを

 

損なわないよう、とても

 

リアルに再現され、

 

 

家具やファブリックも

 

当時のものを使っています。

 

 

王室調度品保管所 監督官夫人の

 

部屋では、足を踏み入れた瞬間、

 

芳香が漂い、細部に至るまで、

 

こだわりが感じられます。

 

 

今回の修復工事により、中庭に

 

出現したシャンデリアから

 

構想を得たという、モダンな

 

ガラス屋根も見逃せません。

 

大注目の博物館なので、次回の

 

パリ旅行で、ぜひ訪れてみて

 

ください。

 

中庭は9時から深夜0時まで、

 

無料開放されていますので、

 

入館されない方も入場できますよ。

 

 

 

 

 

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◆ Hôtel de la Marine

住所 2 place de la Concorde 75008 Paris
開館時間

10:30-19:00(金のみ 22:00まで)

休館日 1/1、5/1、12/25
最寄り駅 Concorde ①➇⑫