パンが主食のフランス人にとって、
自宅や職場の近くに、お気に入りの
パン屋さんがあることは重要です。
それはフランスで暮らす、日本人
の私にも当てはまります。
パリには数え切れないほどの
パン屋さんがありますが、
焼き立ての美味しいパンを
家の近所で、調達できれば、
それに越したことはありません。
我が家の近所には、某有名
ブーランジェリーがあり、
幸せを感じていたのですが、
このところ、その有名店の味が
落ちておりまして、素通り
することが多くなってきました。
美味しく感じられなくなったのは、
私の気のせいではなく、夫も
同意見です。
そこで本日は、普段から美味しい
パンを探し求めて、開拓する中で、
私たち夫婦が「うちの近所にも
開店してくれないかな～。」
と熱望するパン屋さんを紹介します。
パン職人の Erwan Blanche 氏と
パティシエの Sébastien Bruno 氏
のふたりによって、2014年4月に
オープンした Utopie（ユトピ）です。
メトロ5号線、9号線の
Oberkampf（オベルカンフ）駅
そばの一角にある、小さな店舗
ながら、2016年に「La meilleure
boulangerie de France
（フランスで最高のパン屋さん）」
というテレビ番組で、
優勝した実力店です。
さまざまな旅をとおして触発
された、ひらめきから作り
出されたパンやケーキは、
日本を意識したと思われる
ものもみられます。
例えば、夫も私もお気に入りの
向かって右のごまロール。
黒いのはイカ墨ではなく、
炭を練りこんでいるから。
煎茶のパンもあり、日本人
としては惹かれます。
ミューズリーのパンは
カットする前のその大きさに
ビックリ！
マクラですか？
焼き立てのキッシュ
チーズ好きにはたまらない、
エメンタル、モッツァレラ、
シェーブルの3種のチーズ
たっぷりのサンドウィッチ。
プラリーヌが大好きなので、
見ると買わずにはいられません。
美味しいですが、プラリーヌ・
ローズのブリオッシュでしたら、
やはり、私には Pralus の
「Praluline（プラリュリーヌ ）」
が一番です。
病みつきの美味しいフランス土産「Praluline（プラリュリーヌ ）」
夫が大好きなスイス
炭入りの生地にごまクリーム
（見た目にはよく分からない）
が巻かれた、ごまロールは、
思ったよりもしっとり食感。
ゴマラー（ごまLOVE）の私には、
フランスでこんなパンが
食べられるなんて、幸せ。
ポピーシードのバゲットは
美味しいのに、
なぜか Tradition（トラディション）
は意外なほどに美味しくなかった
という。
でも「フランスで最高のパン屋さん」
のタイトルを獲得しただけあって、
いろいろ、食べてみたくなる
パン屋さんであることは
間違いないです。
「Utopie」パティスリーの巻 へ続きます。
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◆ Utopie
| 住所 | 20 rue Jean-Pierre Timbaud 75011 Paris |
| TEL | 01 47 00 08 04 |
| 営業時間 | 7:00-20:00 |
| 定休日 | 月曜日 |
| 最寄り駅 | Oberkampf ⑤⑨ |
| Website | https://www.facebook.com/Boulangerie-Utopie-847556035308522/ |