配偶者がフランス人とはいえ、

 

日本国籍の私がフランスで暮らして

 

いくには滞在許可証が必要です。

1年間有効の滞在許可証を毎年、

 

更新するのですが、この更新手続きが

 

とても面倒で、その時期が近づくと

憂鬱になります。

移民の多いフランスゆえに、

 

滞在許可証の更新申請をする人も

 

半端なく多く、申請場所となる

 

警察署に何度も出向かなければ

 

ならなかったり、長時間、待たされ

 

たりと非常にストレスを感じます。

フランスに暮らす同じ境遇の友たちの

 

経験談から、結婚後3年が経過している、

 

もしくは3回目の滞在許可証更新時に、

 

10年間有効の滞在許可証が取得できる

 

と聞いていました。

そこで今回、その条件を満たす私も

 

ついに10年カード取得か? 

 

といやが上にも期待が高まります。

毎年の面倒な更新手続きが、

 

10年に1度になるわけですから、

 

移民の我々にとっては喉から手が

 

出るほど欲しい10年カードです。

そして、申請日当日、予約した

 

時間に警察署へ出向きます。

担当者に、10年カードの申請を

 

希望する旨を告げたところ

「じゃぁ、モチベーションレターを

 

書いて。」と紙を手渡され、

 

面食らってしまいました。

少なくとも友たちから、

 

10年カードを申請する際に、

モチベーションレターを書いたとは

 

聞いていなかったですし、

それまでの1年間有効の滞在許可証

 

申請時と別段変わりはないと

 

聞いていたので、わたくし、

 

すっかり油断しておりましたの。

モチベーションレターねぇ。

ダーリンはフランス人で、

 

結婚したのだから、一緒に

 

暮らすのは当然でしょ。

 

それ以外に何か書けってこと

それ以外、浮かばないので

 

「フランス人の夫とこの国で、

暮らしたいです。」とまんま書いて、

 

提出しました。

後日、10年カードを取得した方の

 

ブログを拝読させていただきますと

「フランスの3つの標語

 

Liberté(自由), Égalité(平等),

 

Fraternité(友愛)が答えられるか

 

問われた」なんていうのはよくある

 

ようで、その他には「フランス語

 

能力を試され、法律系の分厚い本から

 

適当に開いたページをその場で

 

音読させられた」ですとか

 

「後日、警官が自宅にやって来て、

 

質疑応答させられた」

 

なんていう方もみえました。

これは申請者がそこに暮らす実態が

 

あるかを確認し、偽装結婚か否かを

 

見極める狙いがあり、何が必要に

 

なるのかは管轄の役所や担当者

 

によっても異なるようです。

私はモチベーションレターだけで

 

済んで、まだ良かったです。

そして、申請して5ヵ月後に、

 

Convocation(召集状)が

 

自宅に郵送されました。

滞在許可証の受け取りに必要な

 

収入印紙代が260ユーロとなっていて、

 

1年の場合は106ユーロなので、

 

その時点で10年カードが発行

 

されたと予想がつきます。

とはいえ、ここは何が起こるか

 

わからないフランスですから、

 

現物を受け取るまで安心できません。

4月に一時帰国の予定があったので、

 

それまでには受け取りたいと切望

 

していて、なんとか間に合い、ついに

 

念願の10年カードを手にすることが

 

できました。めでたし、めでたし。

 

 

お祝いにダーリンと泡で

 

乾杯しました。

 

 

 

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