母方の家はさいたま市の忌地にあるという話をしましたが、その忌地の家に泊まった時のお話。
元々マンション暮らしで弟が二世帯住宅を建てたのですが、
初見、なんでこんなしんみりした土地に家を建てたんだろう…![]()
と思いました。
2、3階の弟の家は明るいほうですが、庭と両親が在住の1階は、日がささずいつも薄暗い…![]()
なるべく行かないようにしていたのですが、一晩だけ泊まることになりました。
母の部屋はリビング横の5畳くらいのフローリングに絨毯敷きの部屋でした。
わたしは母の横に布団を敷いて寝ることに。
母はリビングでテレビ観たら寝るということで、先に布団にもぐってスマホいじっていました。
上から見たらこんな感じ。
ふと誰かがへやに入ってきた気配がしました。
あ、母が来たんだと思ったものの、スマホいじっていたので振り向きもしませんでした。
わたしの掛け布団の入り口側のヘリをゆっくり踏みながら、近づいてきました。
「あ、私の脚じゃまだったか
」
と思い、布団にもぐったまま脚をどかしたのですが、母にしたら動きが変なのです。
布団の端を踏みつけながら、足元後方へまわり、また左端から布団を踏みながら近づいてくるのです…
何この動き??![]()
その時ふと気付いたのです。
ドアは内開きだから、私の布団があったら断りなしには開かない。
これやばいヤツだ…![]()
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左耳側から頭上にかけて、みしみしっと誰かが歩く足音がします。でも足音しかしない…
思えば、時計回りに私の周りをぐるぐるまわっていたんです。
あまりの恐怖で、スマホで撮影…とさえ思わなかった![]()
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ドアから出ていった気配が…
私はドッと疲れて眠ってしまいました![]()
(霊体験した後ってすごく眠くなる)
普段は普通に歩くのに、なぜかあの家にいる間、私はすり足で歩いていました。まるで着物でも着ている女性のように…
母に気持ち悪いからやめて!
と言われたのですが、なぜかその癖が抜けなかった…
あの家にいた時だけ…![]()
引越してから5年後、父が逝きました。
ガンでも高血圧でもなかったし、病気ひとつ無かったのに…![]()
埼玉県は災害が少なくて、地盤が丈夫な土地が多いのですが、元自⚫️の名所だったとか、実は元は沼地だったとか墓場だったとかあるんですよ…
元が駐車場になっていたらヤバめ![]()
その前は墓地だったって話は普通にある。
調べても出てこないことが多い。
そしてこの土地は元駐車場だった。
探っていったら、竹内結子さんの「残穢」みたいな話はままある。
まあ、うちは元坊さんだからなんかあってもおかしくないけどね…でもあの家は何かいる。



