2016年6月9日

今日で終わる。今日で赤ちゃんは20w5d。


朝の8時半、昨日とは違うLDRに通される。
昨日の部屋と違ってソファや冷蔵庫もあり、立会い出産ができるようになってるらしい。

今日は夫が仕事を休んでくれて、ずっと一緒にいてくれた。

昨日通しておいた腰のカテーテルに麻酔を入れていく。
時間が経っても右足しか効いてこない。
「ひと晩で管がズレちゃったみたいです」と言われ、また麻酔科医が来て管の入れなおしをされた。
まじかよ!くそ痛いのに!でもこれがなかったら陣痛はもっと痛いんだろうな。


ちなみに、無痛分娩を選んだのは…
産声がないと分かってる出産のために陣痛に耐えるのは辛すぎるんじゃないか、という夫の判断でした。
陣痛を経験してみたい気持ちもあったけど、それはまた今度でいいんじゃない?って。

どこまでも優しい夫に本当に感謝です。


管を入れ直され、麻酔が効いてきたことを確認された後、プレグランディン膣坐剤という薬を挿入された。

Googleで調べてみると、「妊娠中期における治療的流産」と書いてある。
あと、「生児を出産する際の分娩誘発には使用しないこと」と。

死産限定で使われる陣痛促進剤みたいなもののようです。


医者に「赤ちゃんがけっこう大きいから、1錠では生まれないと思うので、3時間後にもう1錠追加します」
と言われる。

下半身が全く感覚がないほど麻酔が効いてるので眠くなり、少しの間うとうとしたり、本を読んだりしていた。

13時頃、プレグランディン膣坐剤の2錠目を挿入。
その後くらいから、徐々にお腹の張りを感じるようになる。キューって感じ。今までお腹が張ったことがなかったので、これが噂のお腹の張りか!と思った。

その1時間ぐらい後、びっくりするほどの痛みが下半身に!!
キューどころじゃなくてギュゥゥゥゥゥゥーーーー!みたいな。

これが陣痛か!!
え?麻酔は?
手元にある、麻酔追加ボタンを押す。しばらく待っても全然効かない。

波がある痛みで、下腹部を締め付けるような痛み。これが陣痛か、と少し感動した。
が、感動してる場合ではなくとんでもなく痛い。隣にいた夫の指を握りつぶす勢いだった。
世の中のお母さんたちはこれに何時間も耐えてるのか、すごいな、なんて考えてた。

ナースコールして、麻酔が全然効いてないことを伝えると、強い麻酔を投下してくれた。
そうしたら一気に楽になった。しかし麻酔のせいか、一気に気持ち悪くなってベッドの下に思いっきり嘔吐。
昨日の夜から絶食だったため、胃液しか出ない。
胃液ってこんなに出るんだ、こんな色なんだ、と思った。

夫が慌ててナースコール。
助産師さんたちが掃除してる間に、夫が私のお腹を見て「血が出てる!!」と絶叫。夫は極端に血に弱い(笑)

上にかけてあった白いタオルケットが血まみれに。
助産師さんが慌てておまたを確認すると、もう赤ちゃんがそこにいる!

夫は追い出され、大慌てで出産準備に入る。

その直後、胎盤ごとするっと出てきたらしい。

午後3時6分。

終わった…なんとも言えないこの感じ。
産んだんだ。赤ちゃんもう生きてないんだ。

ぼーっと天井を見ながら泣いてたら、助産師さんがそっとティッシュをくれた。

処置が終わり、夫が泣き顔で入ってきた。
大量の出血を見て、私が死ぬかもしれないと思ったらしい。生きててよかった~って泣いてる夫。
頑張ったね、ありがとうって何回も言ってくれた。
そんな夫が可愛くて、嬉しくて、ちょっと笑えた。


いきまないと産まれないと思ってたから、一度もいきまずに産まれてきたから驚いた。
普通の出産より赤ちゃんが小さいからだろうけど。
でもそうすると子宮の収縮だけで産まれてきたことになる。
そう考えると陣痛ってやっぱりはんぱない。

それか、吐いたときにお腹に力が入っていきんだことになったのかもしれない。
とすると3時6分じゃなくて4分くらいには産まれてたんじゃないかと思う。
麻酔が効きまくってたから、赤ちゃんが産道を通る感覚も何もなくてよくわからなかった。

無痛分娩だから陣痛経験できないと思ってたけど、経験できてよかったな。30分ぐらいだけど。

でもあの痛みを何時間も経験するなら、もし次があるなら次も無痛分娩がいいな…と思いました。



出産って、本当にすごいんだな。