森ノ宮ピロティホールで26日まで上演されている第三舞台の封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」を観ました。「朝日のような夕日をつれて」のチラシが妙
に印象に残っているし、鴻上尚史のオールナイトニッポンもよく聴いてたんですが、第三舞台の芝居って観たことありませんでした。10年ぶりの公演で解散す
るというので、一度は観ておきたいと思い、イブの夜に出かけました。客入れに流れる「More Than This」を聴いて「あの頃」を思い出すファンも多いんでしょうね。モモ母は当時は知らないけど、開演直前の、この高揚感が大好き。会葬帰りの喪服の一団 の会話で始まった舞台は、いきなり惑星アルテア65に飛び、地球からやってきた研究者だの墓地の管理をしながら革命の機会を狙う男などが登場するSFの世 界に。音楽の使い方が80年代を感じさせ、台詞の応酬もいかにも小劇場っぽくて、こういう芝居って久々に観た気がする。でも描き出されるのは、年齢を重ね た今だからこその世界。地球人が幻覚を見るのは、過去の記憶を呼び覚まされた結果で、いろんな経験をしてきたことの証でもあるワケです。20代で自殺した 友人の横で、鏡に映る自分の姿をみつめる40代の男。20代だった頃から自分も年を重ねたに相応しい生き方をしてきたのだろうかとモモ母も自問しちゃいま した。冒頭のシーンに「ブログって書き手が死んだ後も家族がパスワードとか知らず削除しないと永遠に残るんですかね?」なんて話が出てくるんですが、確か に更新されないブログって浮遊する惑星のような不思議な存在ですね。客出しの音楽は斉藤和義の「ずっとウソだった」 。2011年に上演するに相応しい作品でした。
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