「刺客―用心棒日月抄」 | Kyoto Corgi Cafe 2

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Kyoto Corgi Cafe 2 藤沢周平の「刺客」を読みました。モモ母、例によって文庫本は主に古書店の105円コーナーで調達するため、用心棒月日抄シリーズの前作は読んだことなく、3作目からいきなり読んだワケですが、前作を未読でも十分面白かった!黒幕が影の集団「嗅足組」を抹殺しようと江戸に送った5人の刺客を倒すため、脱藩して用心棒稼業を続ける又八郎。隠密事ならではの緊迫したやりとりや刺客との対決シーンは実にドラマチックだし、嗅足組の女頭佐知との関係も読者をひきつけるエンタメ性抜群の作品でした。1章ごとの短編連作なので、刺客を討つという大筋の合間に用心棒として雇われた先で起こる出来事が描かれていて、こちらもなかな魅力があります。細谷、口入屋吉蔵などのサブキャラも良い味出してるし、読み出したらとまらなくなって、一気に読みました。
又八郎と佐知は「痴人の愛」 とは対照的に実にストイックで、それがとっても格好良い!解説にもかかれてましたが、佐知は読者に人気が高いようです。剣豪と女頭の気高さにも憧れるけど、譲治とナオミのような陶酔も求めてしまうのが人間というものでしょうか。このシリーズ、古谷一行とか村上弘明なんかでドラマ化されてるんで すね。モモ母は何となく阿部ちゃんで観たいと思っていたんですが、なるほど2人とも適役という気がしました。新たに若い俳優さんでドラマ化したら、若い人もこのシリーズの面白さにはまるんじゃないでしょうか?