JR西日本の近畿圏を走る国鉄形式・105系が来年春のダイヤ改正で全廃されます! | Let's begin!

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国鉄時代に製造され、現在もJR西日本のローカル線を走る105系電車、近畿圏内では唯一、紀勢線

の和歌山県内区間のみで活躍していましたが、来年3月のダイヤ改正で近畿圏から姿を消すそうです。


以下引用・・・産経WEST

国鉄時代から続く「105系」迫る和歌山ラストラン


いまも通勤・通学電車としてのイメージが強い、旧国鉄時代から続くJRの車両「105系」。西日本を中心に導入されたが、老朽化などで新型車両への置き換えが進み、近畿圏で現在走るのは紀勢線の和歌山県内区間のみだ。その貴重な車両も来春、新車両への置き換えが今年8月に正式発表された。長年〝地域の足〟として活躍してきた車両の引退に、利用者からは「さみしい」「お疲れさま」と惜しむ声が上がっている。

JR西日本などによると、105系は車体や設備の老朽化が進んだローカル線の置き換え用として、国鉄時代の昭和56年ごろに製造された。

新規製造の3扉車タイプと、「103系」を改造した4扉車タイプがあり、西日本のローカル線を中心に導入された。こうした経緯から、同じ105系でも正面から見た「顔」が違う車両が含まれるというケースも。内部のロングシートは、いまも通勤・通学電車のイメージとして定着している。

近畿圏では、紀伊半島の海岸部を一周する紀勢線や和歌山線(奈良県・王寺-和歌山)などで導入された。

しかし和歌山線では昨年9月末、105系が引退。新型の「227系」に置き換えられた。

JR西日本によると、管内に現在も残る105系は約50両で、近畿圏では和歌山県の紀勢線の紀伊田辺-新宮を走る14両のみ。その紀勢線でも来春の新車両導入が8月27日、発表された。

新車両への置き換えは通常、ある程度期間をかけて実施されるが、紀勢線の105系の場合、車両数が少ないため一気に置き換わる予定だ。

引退後の車両の行方について、JR西の和歌山支社の担当者は「9月初旬段階で『他社に譲渡する』『JR西管内の他線区へ行く』という話はない」と廃車の可能性を示唆する。

来春のラストランが刻々と近づく中、これまで慣れ親しんできた利用者からは惜しむ声が聞かれる。

毎朝通学で利用している同県古座川町の高校3年、硲(さこ)美和子さん(18)は「車両が新しくなるのは、うれしい」としながらも、105系を撮影する鉄道ファンの姿を見かけることもあり「もう少し走ってもいいのかなと思う」とさみしそうな様子。

紀伊半島の海岸沿いを縫うように走る紀勢線の風光明媚(ふうこうめいび)な景色は鉄道ファンに人気が高く、那智勝浦町の砂浜や海を臨む串本町の駅などは、現在の和歌山の地域色である青緑色の105系と絡めて撮影するには絶好のスポットだ。

惜しまれて引退していく105系について、JR西の広報担当者は「地方路線をメインに、沿線住民の皆さまの大切な移動手段として長期にわたり活躍してきた車両。これからも大切にメンテナンスし、地域輸送に貢献してもらいたい」と話す。

地元・和歌山支社の担当者も「古い車両なので、近年は冷房の故障で迷惑をかけることもありました」と思い出を語る一方、利用者の引退を惜しむ声には「愛着を持っていただけるのは本当にありがたい」と感謝していた。

引用終わり・・・








この105系は国鉄の末期の財政難の時に製造されたこともあり、大きく分けて新規製造されて配備さ

れたグループと、103系1000番台車などから改造されたグループに分けられます。

105系と103系との違いは、103系は片側4扉であるのに対して105系は片側3扉(103系からの改

造車は4扉)なのが見た目の大きな特徴で、動力システムも103系が電動車2両で1ユニットを組むユ

ニット電動車方式を採用しているのに対し、105系は電動車1両に走行機器を集約した構造で、1M

方式と呼ばれるシステムとなっているのも大きな特徴の一つとなっています。

近畿圏には103系からの改造車が配備され、国鉄時代の常磐緩行線に203系新車を投入、大量に

余剰となった103系1000番台車が捻出されたことにより、この元常磐線103系をタネ車として105

系へ改造されています。

なのでクモハ105は先頭車改造もされて105系の顔に、そしてクハ105・104はタネ車そのままの姿

となったので貫通型の103系1000番台そのままの顔となってクモハと反対側のクハでは違う顔となり、

この異様な姿も105系改造車の特徴となりました。



105系には奈良線に配備されていた時によく乗っていて、乗った感じは103系そのままだったので、

特にこれと言った印象はありませんでしたが、常磐線で走っていた103系1000番台の中古車ぐらい

の印象しかなかったですね。

そんな105系ですが、とうとうJR西日本の近畿エリアからも姿を消すことになりました。

JR東日本のエリアでは、すでに105系は全廃されており、JR西日本の他の線区の105系も近い将

来、老朽化などで全廃される可能性もあります。

紀勢線のラストランまでに何とか105系を撮影出来るといいのですが・・・