岡山県津山市に所在する「津山まなびの鉄道館」内で展示・保存されている「旧津山扇形機関車庫と
転車台」が、登録鉄道文化財から鉄道記念物となり、鉄道記念日となる10月14日に格上げ指定され
ました。
以下引用・・・産経WEST
扇形機関車庫が鉄道記念物に 岡山・津山
岡山県津山市大谷の複合鉄道学習施設「津山まなびの鉄道館」で展示保存、活用されている「旧津山扇形機関車庫と転車台」が、これまでの登録鉄道文化財から鉄道記念物に格上げ指定されるのを前に、同施設で記念式典が開かれた。指定日は「鉄道の日」の14日。全国43件目、中国地方では初の指定となる。
鉄道記念物は、日本の鉄道文化遺産の保存活動を狙いに昭和33年、当時の国鉄が制定。予備軍として制定された「準鉄道記念物」と合わせてJR各社が継承。さらにJR西日本は独自に「登録鉄道文化財」を制定し、管内の鉄道遺産保存活動に取り組んでいる。
転車台は5年、扇形機関車庫は11年、蒸気機関車全盛期に津山駅に設置。17台の機関車を収容できる同車庫は、現存する機関車庫の中では梅小路機関車庫(京都市)に次ぐ規模を誇る。平成28年には、この転車台と機関車庫をメインに同施設が開館。鉄道の歴史や仕組みが身近に感じられる場として全国から人気を集め、これまでの来館者数は18万人を超える。
6日に行われた式典では、谷口圭三津山市長や選定委員ら関係者14人が出席。有田泰弘・JR西岡山支社長が「津山まなびの鉄道館を中心に、地元の皆様と一緒に鉄道遺産を末永く伝えていきたい」とあいさつ。関係者が指定記念プレートの除幕を行った。
プレート(縦30センチ、横42センチ)は真鍮(しんちゅう)製で、指定日の14日までに機関車庫正面の柱部分に設置される。
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「津山まなびの鉄道館」として開館する以前は、津山駅構内の「懐かしの鉄道展示室」として扇形機関
車庫と転車台、そして気動車などの収蔵車両を不定期で公開されていましたが、2016年4月2日に
「津山まなびの鉄道館」としてリニューアルオープン、扇形機関車庫と転車台、収蔵車両、そしてその
他、貴重な鉄道資料を常時公開されています。
扇形機関車庫に収蔵されている車両たちは国鉄時代に製造された気動車や蒸気機関車、ディーゼル
機関車ばかりなので、ファンの方々には十分楽しめる施設だと思いますね。
そして、以下は扇形機関車庫に収蔵されている車両たちです。
DD16-304号機
DE50-1号機
DD51-1187号機
DD15-30号機
DD13-638号機
DF50-18号機
D51-2号機
キハ52-115
キハ58-563
キハ28-2329
キハ181-12
キハ33-1001
10t貨車移動機
以上の13両が扇形車庫に収容され展示・保存されています。
私も一昨年の秋に「津山まなびの鉄道館」を訪れ、館内を見学させて頂きましたが、今回の扇形機関
車庫と転車台の鉄道記念物への昇格のニュースの吉報は私も嬉しく、また津山へ行く機会があれば
再び鉄道館を訪れて、楽しんでみたいですね。