
前回からの「海自 阪神基地隊・サマーフェスタ2017」の続き。
その1」では陸海空の装備を紹介して来ましたが、今回はサマーフェスタで行われたイベントや、アトラ
クションの様子などをご紹介します。

まずは、海自・阪神基地隊由良基地分遣隊による救助訓練展示から・・・
由良基地とは、和歌山県日高郡由良町の由良港内に設置された呉地方隊・阪神基地隊隷下の基地
となっており、旧海軍時代から開設された基地で現在、由良基地分遣隊が常駐している基地です。
由良基地分遣隊の任務としては潜水艦の訓練支援などを行っているそうで、紀伊水道周辺の前進補
給基地として艦艇等寄港時の各種支援、神戸で建造される潜水艦の海上公試等の支援も実施されて
いるようです。
潜水艦が由良沖に停泊した時の乗員の上陸は、由良基地に直接接岸出来ないため、この交通船を
使用して由良基地までの輸送を行っているそうです。
そして、神戸で建造される潜水艦の海上公試等の支援もあるため、神戸で建造された潜水艦は海自
に引き渡し後には由良沖まで回航され、潜水艦の艦番号が記された姿が見られる唯一の場所なんだそ
うで、艦番号はここで消され黒一色となります。
そして由良基地分遣隊のみなさんは、このサマーフェスタのために由良からこの交通船に乗船、4時
間半かけて本隊の阪神基地隊まで来られたそうです。
そんな、海自・阪神基地隊由良基地分遣隊のみなさんによる救助訓練展示です。

この展示は乗員4名、要救助者役1名によって実施されました。

溺れかけの要救助者1名が助けを求めて手を振っています。

救助船は溺れかけの人に気付かず通り過ぎて行きます。
波が高いと気付かないこともあるそうです。

そして要救助者を発見、浮輪を投げて救助活動に入ります。



無事救助に成功。
この後、要救助者は病院などに医療機関に搬送されます。

救助訓練展示を行った由良基地分遣隊5名のみなさんでした。

終わった後は3等海佐の由良基地分遣隊の隊長さんから、上記のようなお話をいろいろと伺いました。

由良基地のエンブレムが描かれたシールもプレゼントして頂きました。
ありがとうございました。

続いては海自・呉音楽隊のパレード。




呉音楽隊はこのパレードの他、午前と午後の2回のミニライブも開催されたので、この様子は後日詳し
くアップしたいと思います。

陸自・第36普通科連隊(伊丹)レンジャー隊員のよる降下訓練展示


阪神基地隊の隊舎を使用しての降下訓練展示でした。
ホントはもっと近くで見たかったのですが、「ちはや」公開の行列に並んでいたので遠くからの見学と
なってまいました。

サマーフェスタのイベントや、アトラクションは上記の他にも、潜水艦の艦内見学が出来る特別公開、
交通船による神戸港内のクルージング、シンガーソングライターの山口采希さん、神戸のご当地アイ
ドル・KOBerrieS♪(コウベリーズ)のミニライブなどが行われました。

そして最後は、お昼ご飯・・・
やっぱりコレですねぇ~ 海自カレー・・・
美味しかったです。

今回の阪神基地隊・サマーフェスタはカンカン照りの炎天下の中開催されましたが、阪神基地隊のみ
なさまや、関係者のみなさまのお陰で楽しむことが出来ました。
ありがとうございました。
また、次回の基地公開も楽しみにしたいですね。