
昨年の総火演はいろいろとトラブルのあったヒトマルですが、今年の総火演は見どころの多かったヒト
マルだったようです。
以下引用・・・産経WEST
陸海空が統合作戦 最新鋭「10式戦車」や装甲車80両威力!…機敏なジグザグ走行、スラローム射撃も 富士総合火力演習(1)
8月末、富士山麓にある陸上自衛隊「東富士演習場(静岡県御殿場市など)」で行われた国内最大規模の演習「富士総合火力演習」
「島嶼部における攻撃への対応」がテーマに掲げられ、陸海空3自衛隊が統合作戦を展開、戦車や装甲車80両に、攻撃ヘリコプターや「F2戦闘機」など航空機20機、火砲60門、隊員2400名が参加した。
一般公開の応募総数は14万7831人で倍率は28倍を超える人気ぶり。
東富士演習場には、約2万7千人の入場者が訪れ、隊員たちが日頃の訓練の成果を披露した。
陸上自衛隊の「74式戦車」、「90式戦車」、そして最新鋭の「10式戦車」の現役の3種類の主力戦車も演習に参加し、それぞれ一斉射撃を行うなど轟音を響かせた。
平成22年度に装備化された10式戦車は、61式戦車から数えて4代目。
主砲の44口径120ミリ砲は日本製鋼所で製造されるなど、ほぼ純国産だ。自動装填装置と組み合わせることで乗員は戦車長、砲手、操縦士の3名。
そのほかの武装は120ミリ滑空砲、12・7ミリM2重機関銃、74式車載7・62ミリ機関銃。
重量は約44トン、全長9・4メートル、全幅3・2メートル、全高2・3メートルで各国の主力戦車の中では小型といえる。
エンジンは水冷式の4サイクル8気筒ディーゼルエンジンで、2300回転で最高出力1200馬力を生み出す。前世代の90式戦車に比べて出力は下がっているが重量が減っているため、パワーウエイトレシオも低くなった。また、新型変速機が搭載され、最高時速70キロを保った。
「C4Iシステム(指揮、統制、通信、コンピューター、情報)」を初めて搭載。C4は
「指揮(Command)」
「統制(Control)」
「通信(Communication)」
「コンピューター(Computer)」
「情報(Intelligence)」
を指す。
戦車同士の情報共有や普通科(歩兵)部隊とネットワークでつながりスムーズな連携が可能となった。
装甲はモジュール式で、作戦に応じて取り外しができ、柔軟性が高いという。ゴム性のスカートも備え熱源対策が施されている。
演習では、左右へジグザグに機敏な動きをしながら目標へ照準を合わせ続けて主砲を発射する「スラローム射撃」という独特の攻撃を行った。また後退しながらも目標に射撃するなど、その俊敏な性能を発揮していた。
引用終わり・・・・


今年もきちんと応募して吉報を待っていた富士総合火力演習ですが、残念ながら今年も落選でした。
海自の観艦式とともに、当選するのは難しいです。
また来年、当然応募しますが何時ものように、動画で楽しむことになるでしょうねぇ・・・
昨年の総火演では前日の予行で10式戦車の放った砲弾の破片の一部が見学者の足に当って負傷
される事故が発生、演習本番では空砲が使用されることになったり、急カーブした際には履帯が外れ
て立ち往生というようなトラブルもあって散々なヒトマルだったようですが、今年の総火演では10式戦
車が持つ能力を遺憾なく発揮し演習を終えたそうです。
しかし10式戦車の実弾発砲は凄い迫力なんでしょうね。
一度は迫力のある実弾発砲をを体験してみたいですが・・・