わが国が戦後に開発した初の国産プロヘラ旅客機「YS-11」、日本の空から消えてしばらく経ちま
すが、もうすぐ復活するかも・・・?
以下引用・・・産経ニュース
YS11、スクラップ直前で落札 大阪の航空機販売会社、223万円で
国土交通省が保有する戦後初の国産旅客機「YS11」の最後の1機の入札が17日、同省で行われ、大阪府八尾市の航空機販売会社「エアロラボインターナショナル」が223万200円(消費税込み)で落札した。
予定価格は20万2684円(同)。エアロラボ社の担当者は「飛ばせる状態にしたい」と話している。国交省によると、入札には3社が参加。1回目の入札で最も高い金額を示したエアロラボ社に決まった。
YS11は日本機械学会が「機械遺産」に認定する双発プロペラ機。落札されたYS11は平成21年と22年にも売却しようとしたが買い手がなかった。今回も不調ならばスクラップとなる可能性もあった。
引用終わり・・・
この国交省の保有する「YS-11」の話は、以前から新聞紙上で報じられていたので、私も入札の行方
が気になってましたが、取りあえず買い手がついてよかったです。
もし、買い手がなければスクラップという可能性もあった訳で、何とか最悪の事態は避けられましたね。
出来ることなら以前直接YS-11に関わって実際に運航していたANAさんに買い取って頂いて、写真
の模型のように、モヒカン塗装での復活も見てみたかったですね。
ところで、このYS-11を落札した会社は「飛ばせる状態にしたい」と話していて、どうも飛行させる意向の
ようで、日本の空に復活する日がくるかも知れません。
私が空港勤務していた頃は、ANAさんとTDAさんの2社が運航していて当時は現役バリバリのYS-11
でした。
直接この機体に仕事で関わった訳ではありませんが、空港で聞き慣れたこの機体のエンジン音、いわ
ゆる「YS-11サウンド」は今でも耳に残ってます。
その音がまた聞ける可能性が出て来た訳で、早くその日が来て欲しいと思いますが、安全にフライト
させるためにはかなりの改造、整備も必要となり、維持費などその費用も多額となるそうです。
何とか困難を乗り越えての復活に期待したいですね。
そして今年1月、もう無理かと思われた「B747ジャンボ」が伊丹に里帰りフライトしたように、YS-11
にも伊丹にまた帰って来て欲しいです。
