
さよなら交通科学博物館の続き。
今回が最終回です。
まずは国鉄型ディーゼルカーの標準的なエンジンの名作、DHM17型エンジンから・・・

ケースに入れられていて、少し分かりにくいですがDHM17型エンジンのカットモデル。
昔の気動車の動力として、大概の気動車に搭載されていた名エンジンでした。
大好きな車両だった急行型のキハ58系にも当然、積まれていたエンジンで「カランカランカラン」と床
下からの柔らかいエンジン音が特徴で、排煙も黒くなくて青っぽい排煙でした。
もう一度、生で聞いてみたい「DHM17サウンド」です。

懐かしい急行の列車名板(サボ)
山陰方面に向かう「但馬」、「みささ」、「伯耆」などが印象的です。
列車名だけで何処方面行きなのかは想像が出来ますね。

東京⇔大阪間の電化完成時の記念で、EF58型電気機関車に取り付けられた特急「つばめ」のヘッ
ドマーク。
大阪市と東京都のマークもデザインされています。

こちらは特急「平和」のテールマーク。
「平和」は展望車付の編成となっていて、のちに復活した「マイテ49 2」にも取り付けて団臨として運
用されたようです。
以上で鉄道関係の展示物は終わりです。
以下は、鉄道以外の展示品をご紹介します。

ダイハツ・ミゼットなどのクラシックカー

ホンダ・ドリームの白バイなど、オートバイ

シンガポール航空・B747-400のカットモデル。
SQというと、伊丹空港勤務時代にハンドリングをやっていた懐かしいカスタマーキャリアでもありました。
当時は400型ではありませんでしたが、ジャンボで就航していました。

JALの初期型ジャンボのほか、飛行機の模型もたくさん展示してありました。

こちらは青函トンネルが出来る前まで、北海道の函館と本州の青森を結んでいた青函連絡船の八
甲田丸。
青函連絡線は船の甲板に線路が設置してあって、貨車などの鉄道車両を船に積み込んでいました。
青函連絡船jは、高校時代の修学旅行時に一度だけ乗船したことがありました。
何丸だったかは失念しましたが、大阪から青森までは485系の特急「白鳥」で、青森から函館までは
青函連絡船。
そして函館から旭川までは82系のディーゼル特急「北海」を利用して、大阪から旭川まで24時間以
上の旅でした。
鉄な私としては、行きは嬉しいワクワクな特急列車と連絡船の旅でしたが、帰りは千歳から伊丹まで
JALのB747ジャンボで2時間程度のフライトで、あっという間の札幌→伊丹でした。
以上、交通科学博物館のレポは終わりです。
4月6日をもって閉館し、SL義経号など一部の車両はすでに京都の梅小路に移転しました。
これから京都鉄道博物館の完成に向けて、他の車両も本格的に移送されますが、長く弁天町にいた
車両たちですが、全ての車両が無事に新天地の京都で展示されるといいですね。
そして鉄道以外の展示物や模型などの資料が、どうなるのか気になるところ。
関係各所に無事に引き取られるといいのですが、もし、廃棄処分や捨てるものがあれば私が引き取り
ますけど・・・(笑)