懐かしい洋楽のテレビ番組・・・テレビ朝日「ベストヒットUSA」 | Let's begin!

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以下引用・・・産経ニュース

ベストヒットUSA 小林克也さん 音楽番組に新境地

            「スリラー」も日本で初めて放映

昭和56年に始まった深夜番組「ベストヒットUSA」(テレビ朝日系)は、それまでなかった最新の米ヒットチャートや音楽事情の紹介、ビデオクリップを流すスタイルで、音楽番組に新境地を開いた。司会の小林克也さん(72)は「こういう番組は日本ではだめなんじゃないかと思っていました」と、半信半疑でスタートした当時を振り返る。

ギターのリフが印象的な「サーフ・サイド・フリーウェイ」とレコードジャケットがドミノ倒しのように展開するオープニング。そして小林さんの軽妙なトーク。英語の発音は抜群で、この番組で歌手のマドンナは“マダーナ”だと知った人も少なくないのでは…。

当時、洋楽の人気は高かった。日本レコード協会によると、56年のレコードやCDの売り上げに占める洋楽の割合は27%で、昨年の13%の倍以上。だが、テレビで洋楽が取り上げられることは少なく、小林さんは「情報のコーナーでちらっと見せる番組はあったが、曲としてフルに紹介する番組はなかった。あのころは紹介する方法がなかったんですよ」と説明する。

音楽・映像機器の激変期でもあった。54年にソニーが「ウォークマン」を発売。家庭用ビデオが急速に普及し、テレビが複数ある家庭も増えた。茶の間で家族そろってテレビを見る生活から、それぞれが好きな時に好きな番組を見る生活へ。そんな時代に若者たちに受け入れられたのが、ベストヒットUSAだった。

            足で稼いだ映像

番組の“効果”は3カ月ほどで表れ始めた。「紹介した曲が3倍、多いと5倍売れたという報告もありました。今は新曲のプロモーション活動は当たり前ですが、当時はアーティストにそんな意識はなかった。シングル曲に付くビデオクリップも、まだ全部そろっていないころのことです」

マイケル・ジャクソンの「スリラー」の約14分のビデオクリップが、日本で最初に放送されたのもこの番組だ。米国で放送され、大反響を呼んだすぐ後のことだった。到来したビデオクリップの時代に最もマッチしたアーティストに、デヴィッド・ボウイ(66)を挙げる。「使命感を持ってビデオを制作していた。あのころ映像に携わっていた人は彼のミュージックビデオを目にするたびに、やられちゃった、と思っていたんじゃないかな」と話す。

過去のヒット曲に光を当てる「タイムマシーン」は人気コーナー。「作る側としては大変なんですよ、映像がないケースが多くて。スタッフが各レコード会社に問い合わせをすると『まだ倉庫にあるかも』なんて言われ、実際に倉庫に行ってみる。すると、ピンク・フロイドの古い映像が…そんなこともありました」。洋楽ファンの心を揺さぶった映像は、スタッフが足で稼いだものだったのだ。

視聴者が飽きないよう工夫もしていた。その一つが「30秒ルール」。新しいものを紹介するときのおしゃべりは30秒以内と決めていた。「30秒の中に音楽的な本質を少し入れて、あとはみんなが喜びそうなエピソードを入れるんです。

例えば、実はこの人、2回目の結婚をしたんです、といった少し下世話な話を。そうして退屈させないよう気を配っていました」と笑う。

          問われ続ける技

映画評論家の淀川長治さん(1909~98年)に行ったインタビューで貴重な教訓を得たという。淀川さんは紹介する映画に必ず美点を見つけ、それをほめるというスタイルを貫いた。

「『ブリキの太鼓』は見ておいた方がいいよ、と勧めてくれた。珍しいことなんです。好き嫌いを明らかにしなかった方でしたから。『どんなつまらない映画でも、みんな命と金をかけているんだから、いい所を見つけるんだよ』と。僕もこれにならって、どんな音楽が好きかは出さないようにしていました。淀川さんの言葉は悩んだときの助けになりました」

番組は断続しながら現在もBS朝日で続いている(火曜午後11時)。ネットで手軽にビデオクリップが見られる時代だが、「ベストヒットUSAの役割は終わっていません。どう見せるか、技が問われます。かえって役割は大きくなったと思います」と語った。

                    ◇

                【プロフィル小林克也

こばやし・かつや 昭和16年、広島県出身。20代からラジオDJのほか伊武雅刀らと「スネークマンショー」を結成し活動。テレビ、ラジオのパーソナリティー、俳優、ミュージシャンなど幅広く活動する。

引用終わり・・・


高校時代によく見ていた洋楽専門の音楽番組で、当時の歌番組としては邦楽は「ザ・ベストテン」、

洋楽は「ベストヒットUSA」でした。

当時、クラスでバンドをやってたこともあり、アメリカの音楽事情を知る上でも興味深い番組で、学校の

授業での英語は全然おもしろくなかったのですが、洋楽で歌われる英語は先生がビックリする程勉強

していたような・・・(笑)

そして、MJを知ったのもこの番組でだったと思います。

いわゆるMTVが流行り出したのもこの頃で、MJの歌とダンスに興味津々でした。

当時はレコードを買うお金もなく、音楽を録音して楽しむ手段としては音のいいFM放送をカセットテー

プ(もう死語ですね)録音して楽しむ、いわゆる「エア・チェック」をよくしてました。

で、当時のFM放送は車の中で聴いたり家では音楽を録音、音楽を楽しむ手段でした。

今のFMは個性的なDJさんもいて、番組自体を楽しんでおりますね。

少し脱線してしまいましたが、放送自体は深夜にオンエアされていて親に怒られながらも外国ドラマ

やエッチ系の11PMなどともに楽しんでました。

もうテレビの地上波では歌番組は昔ほどはなくなってしまいましたが、今はいろんな媒体があるので自

然な流れなんでしょうか?

私も今は音楽というと、FMが中心です。