伊丹空港散策記の続き。
今回が最終回です。
前回の南ターミナルから戻って、再びJALエリアである北ターミナルへ・・・
まずは、J-AIRの機体からご紹介します。
J-AIRはご覧のようにJALの子会社で、この伊丹空港をベースとして展開している会社です。
ボンバルディアCRJ200ER(手前)とエンブラエル170(奥)
小型機でも、エンブラエルにはPBB(Passenger boarding bridge)が付きますが、ボンバルディア
は自前のステップでの乗降となります。
飛行機の好きな方にとっては、PBBよりステップ使用の方がいいですね。
乗降の際に写真が撮れますから・・・
伊丹の場合、昔からほとんどPBB使用です。
それにしても、ボンバルディアは昔飛んでいたB727に似た機体ですな。
真ん中の大型車両、マイナミの給油車が塗装も昔のままで懐かしいです。
ブッシュバック中のB767-300
その3でARRシーンをアップしていますが、そのDEP場面です。
見る飛行機もいなくなったので、昔やってたグランドの仕事を見てみると・・・
昔は反射ベストを着用することも無かったですが、今は安全対策上なんでしょうか、着用が義務
付けられているようです。
夏場など、結構暑そうですがどうなんでしょ・・・?
そして飛行機に搭載するコンテナなんですが、少し解説してみますといろんなコンテナがありました。
今はドメ(国内線)専用なので、それほど種類はありませんが、インター(国際線)だと、特にフレイター
が飛んでたりするとかなりコンテナの種類が増えます。
写真のような普通のコンテの他に、バンガロー、イグルー、と呼んでた大きなコンテもありましたね。
普通のコンテにもドメ専用とインター専用とがあって、ドメ用にはフォークエントリー(フォークリフトで
突く際の底部分の隙間)が付いていたり(インター用は無し)します。
空コンテナは軽いのでフォークで運ぶ際にはフォークエントリーが無いとコンテナが安定しないなど
不便もありますね。
それから不良コンテナで怪我をしたこともあります。
外国のカスタマーキャリアに多いんですが、壊れている不良のコンテナを使っている会社もあって、
まぁ、自分の不注意もあったんですが、コンテナドアに指を挟んで、切ったりした怪我もありました。
このような仕事だと、怪我は付き物なんですね。
こんなこと言ってると先輩から、教育訓練なんだったんだと怒られそうです・・・(笑)
カーゴだと、バゲージ(手荷物)違ってコンテナだけでなく、パレットとよばれる平たい金属の板に
積み付けネットでしっかりと固定して、搭載してます。
Bドーリーと呼んでいたコンテナを運ぶ亀の子台車、今は6連でもOKなようですが、昔は4連でしたが、
合理化の影響なんですしょうかねぇ・・・?
エコ塗装のB777-200が到着して同時にボンバルディア機も到着。
ボンバルディアをやり過ごして、#17へスポットインです。
誘導員のマーシャリングでスポットインした後は、グランドのお仕事。
その前にマーシャリングの最中は、周回道路のスポット部分のみ誘導終了まで通行止めとなります。
この待ち時間、急いでる時は長く感じる時間でした。
そしてシップサイドでのARR作業、結構緊張して仕事をやってました。
特にHL(ハイリフトローダー)のオペレーターをやってて、HLをシップに近付ける時には・・・
もし接触して、機体を損傷させれば・・・
考えただけでも恐ろしいです。
最近、ピーチでCAさんがやらかしたドア以上のことになっちゃいますから・・・
幸い退職するまで、人身事故も物損事故もなく無事故でした。
しかしシップサイドの機材は昔と全然変わりませんね。
これで、伊丹空港散策記は終わりです。
また、機会があれば千里川のポイントや伊丹市のスカイパークにも行ってみたいと思いますね。






