今回は６位、７位の予想をして行きます。
戦力外の人数を見る限り、恐らく今回のドラフトで支配下の指名は７位までと予想しているので、これで全員になるかなと思います。
尚、今回のドラフト方針ですが、１位で即戦力投手を獲得した後、２位から５位までは将来の主力になり得る高校生を指名。そして下位では即戦力でサブ的な位置づけの選手を獲得すると予想しています。
ということで、６位では白鴎大の福島圭音選手を指名してはいかがかと。
白鴎大なので大山の後輩になりますが、俊足巧打が売りの左打ち外野手です。
外野手は現在の３ポジションのうち２つが盤石な上、次世代のプロスペクトも豊富なので、今回のドラフトでは指名する必要がないと思っていたし、そう書いたこともありましたが、ちょっと考えを改めました。
期待する役割は、ひと言で言うとポスト島田です。
阪神には不動のセンター且つリードオフマンとして君臨している近本がいる訳ですが、それだけにいざ離脱した時のダメージは計り知れません。
実際に今年骨折して離脱した際は、アレに黄信号が灯ったと危惧したファンも多かったと思います。
結果的には、その骨折により森下が出場機会を得て活躍し、また近本も予想外の早さで復帰したことで、近本復帰後は３番が固定され寧ろチームが加速する要因になったので、まさに怪我の功名で結果オーライでした。
しかしながら、本来は打線の中で各選手がそれぞれ自分の役割を果たすことで今期の阪神は安定した戦いをしてきましたから、近本離脱の穴は同タイプの島田に埋めて欲しかったところでしょう。
最初はそうしようとしたし、近本が再び死球を受けた次の試合や、優勝決定後近本を休養させた試合も何試合か１番島田のスタメンを組みましたが、残念ながら目に見えて攻撃力が落ちてしまいましたね。
今期打率が１割台前半で終わってしまった島田にその役割を今後も担わせるのは無理だと思うし、外野手の人材は豊富ですが俊足左打ちタイプは他におらず、髙山、板山が戦力外になったことで外野手は（内野手とは逆に）右打者偏重になってしまったので、左打ち外野手はれっきとした補強ポイントだと気づきました。
ということで、福島選手は韋駄天で知られ、打率も残せるタイプなので、近本選手に何かあった時の備えとして期待できます。勿論外野の一角を狙うことも可能でしょうから、来期からでも出番は得られると思いますし、あわよくば近本の後継に収まることだってあるでしょう。
勿論、その存在に刺激され、島田の打撃が上向いてくれてもいいし、獲得できたら色々チームに好影響をもたらしてくれそうですね。
そして７位は、太成学院大の田中大聖選手を指名して欲しいと思いました。
投げては最速１５３キロ、打っては昨年秋にＨＲ４本６盗塁を記録した右投げ左打ちの投手兼外野手です。
投手に関しては昨年からやっているそうで、それでも防御率１点代を記録し、奪三振率も高い。それで打者としてはスラッガータイプで 本塁打を打てて盗塁もできると、データだけ見ても万能感が滲み出ている選手です。
無限の可能性を秘めたロマン溢れる選手だと思いますが、不思議と話題になる事が少なく、ドラフト予想とか見ても名前が挙がるのを殆ど見ません。
この選手を下位で獲得できたら相当デカいと思うのですが、なんででしょうね？
最後の７位は誰がいいかと考えた時、備えとして投手も野手もできたらあと１人欲しいという悩みが出てきて、検討した結果どちらもイケるこの選手が最適だろうという結論に達しました。
勿論、大谷翔平ばりにこのまま二刀流でやれたら凄いですが、恐らく適性を見極めてどちらかに絞っていくとは思います。チーム事情的には野手でやった方が色々助かりそうですが、２年しかやっていない投手に絞って育てたらどれくらいになるのかも見てみたいですね。
その辺は、選手の適性を見極めることに定評のある岡田監督の眼力に期待したいですね。
ということで、支配下７人の指名が出揃いました。
改めて全指名を振り返ります。
１位 西舘勇陽 投手 中央大
（外れ１位 古謝樹 投手 桐蔭横浜大）
２位 坂井陽翔 投手 滝川第二高
３位 明瀬諒介 内野手 鹿児島城西高
４位 仲田侑仁 内野手 沖縄尚学高
５位 杉山遥希 投手 横浜高
６位 福島圭音 外野手 白鴎大
７位 田中大聖 投手兼外野手 太成学院大
自分で選んでいるので当たり前ですが、素晴らしい指名だと自画自賛してしまいますねぇ。
勿論、信頼度爆上がりの阪神スカウト陣が指名した選手に期待しますが、少しでも当たってると嬉しいですね。