インターネットWeb メディア「ねとらぼ」の「高校野球が強いイメージの都道府県」というアンケート調査の結果が11月末に発表され、1位は大阪府、2位は神奈川県という結果が出ました。調査は11月12日に全国の男女を対象に行われ、有効回答数は948票でした。
大阪府は得票率21.6%。春は12回、夏は14回の計26回の全国最多の優勝回数を誇っています。1961年夏に尾崎行雄らを擁して全国優勝を果たした浪商や清原和博、桑田真澄の「KKコンビ」で83年夏、85年夏に優勝を果たしたPL学園、最近では大阪桐蔭や履正社などが全国制覇するとともに、多くのプロ野球選手、メジャーリーガーを輩出してきました。
神奈川県は、得票率14.0%。春夏とも各8回の計16回の全国優勝を記録しています。浪商と優勝を争い、柴田勲らが所属した60年夏、61年春に全国制覇した法政二や、松坂大輔を擁して98年に春夏連覇を達成した横浜、最近では一昨年夏に優勝の慶應など、全国に「野球王国・神奈川」の名を轟かせています。
3位からは次の通りとなります(カッコ内は全国優勝回数)。
③東京都(春5回、夏7回の計12回)④愛知県(春11回、夏8回の計19回)⑤兵庫県(春6回、夏7回の計13回)⑥宮城県(夏1回)⑦岩手県⑧和歌山県(春5回、夏8回の計13回)、沖縄県(春3回、夏1回の計4回)➉青森県
全国優勝回数1回の宮城県はダルビッシュ有(東北)、0回の岩手県は大谷翔平、菊池雄星(ともに花巻東)、佐々木朗希(大船渡)、同じく0回の青森は坂本隼人(光星学院)が、「高校野球が強い」イメージを出したのだと見られます。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。