MLB公式サイトが29日(日本時間 30日)に年間ベストプレー100選をランク付けし、ドジャースの山本由伸がワールドシリーズ(WS)で見せた伝説投球が堂々の1位に輝きました。3位は同僚の大谷翔平がポストシーズン(PS)の優勝決定シリーズ第4戦見せた投打二刀流の離れ業でした。
山本は、ブルージェイズとのWS第2戦で1失点完投勝利を挙げると、第6戦に先発して6回1失点、第7戦には同点の九回途中から連投し延長十一回まで投げ抜いて歓喜の瞬間を迎えました。WSは計3試合の登板(投球回17回2/3)で3勝、防御率1.02。しかも延長十八回までもつれ込んだ第3戦では、完投勝利の翌々日にも拘らず、ブルペンで投球する意欲も見せました。この結果、当然のごとくMVPに選ばれました。
大谷は、ブリュワーズとの該当の試合で「1番、投手兼指名打者(DH)」として出場し、投手としては6回無失点、打者としては3本塁打の離れ業をやってのけました。この試合では勝利投手にもなりました。
さらに2位はWS第7戦で延長十一回に決勝本塁打を打ったスミス、5位はWS第3戦の延長十八回にサヨナラ本塁打を放ったフリーマン、6位はWS第7戦で1点差を追う九回一死に同点本塁打を打ったロハスが入り、トップ10のうち5つがドジャース関連となりました。
それにしても、1位山本、3位大谷で、MVPもシーズンは大谷、WSは山本と、まさに「大谷、山本、ドジャース」の2025年だった気がします。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。