米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が24日(日本時間25日)、来年3月開催のWBCに出場する意向を表明しました。2023年の前回大会で日本は3大会ぶり3度目の優勝を果たし、投打の二刀流で活躍した大谷がMVPに選ばれました。26年大会の1次ラウンドC組・東京プールは3月5日に東京ドームで開幕。決勝は17日(同18日)に米フロリダ州マイアミで行われます。

 大谷は以前からWBC出場に前向きだったが、13日(同14日)のナ・リーグMVP発表時は慎重に言葉を選び、出場を明言していませんでした。今回の大谷の表明で、他の日本選手大リーガーの出場が注目されるが、まだ不透明です。

 メジャー所属選手のWBC出場の可否は、特定球団ばかりが各国代表に選出されないよう、また強豪国に集中しないよう調整されるからです。

 一方、前回大会決勝で日本に敗れた米国代表は、ア・リーグMVPのジャッジ(ヤンキース)が主将を務めます。このほか、今季捕手初の60本塁打を放ったローリー(マリナーズ)、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞受賞の遊撃手・ウィット(ロイヤルズ)、鈴木誠也とともにチームを引っ張ったクローアームストロング(カブス)、サイ・ヤング賞のスキーンズ(パイレーツ)らをそろえて雪辱を期します。

 また、プエルトリコ代表はリンドア(メッツ)が主将、ベネズエラ代表はペレス(ロイヤルズ)が主将を務めるなど、各国とも優勝目指してメジャーリーガーを招集する意向を示しています。

 大谷以外の招集選手顔触れはどうなるか、各国のメンバーはどうなるかなど、WBCへの興味は尽きません。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。