プロ野球のヤクルトは、村上宗隆内野手(25)がポスティングシステムを利用して米大リーグに移籍するための申請手続きを行い、大リーグ機構は7日(日本時間8日)、全30球団に獲得可能選手として公示しました。交渉期間は45日間で、米東部時間8日午前8時(同午後10時)から12月22日午後5時(同23日午前7時)までとなります。
村上は2022年、プロ野球で日本選手のシーズン最多を更新する56本塁打を放ち、史上最年少の22歳で三冠王に輝きました。プロ8年間で通算892試合に出場し、打率2割7分、246本塁打、647打点を記録しました。
大リーグ公式サイトは、今オフのフリーエージェント(FA)選手のランキングを掲載し、村上は日本人最上位の8位に入りました。村上に関心がある球団としてはヤンキース、メッツ、マリナーズ、フィリーズ、ジャイアンツ、レッドソックスの6球団を挙げています。
日本人選手では今オフ、村上のほか、巨人の岡本和真内野手(29)と西武の高橋光成投手(28)も、球団の承認を得て、同システムでの大リーグ移籍を目指しています。
22年は、村上の最年少三冠王と、佐々木朗希投手(24)(当時ロッテ、現ドジャース)の最年少完全試合が話題になった年で、佐々木は1年早く大リーグ移籍を果たし、ワールドチャンピオンに輝く栄光を手にすることができたが、果たして、村上はどの球団に移籍するのか、どれほどの成績を残せるのか、注目されます。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。