米大リーグ・ポストシーズン(PS)の地区シリーズ4試合が各地で米各地で行われました。

 ナ・リーグでは、2連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけたドジャースは、先発に山本由伸、「1番、DH」で大谷翔平が出場しました。

 山本は三回まで無安打、1四球の無失点に抑えていたが、エドマンのソロ本塁打で1点の先制点をもらった直後の四回、この回先頭の本塁打王・シュワーバーに右越えソロ本塁打を浴び、同点に追い着かれました。さらに連打と中堅手・パヘスの送球エラーで1点献上。無死三塁からマーシュの左犠飛で3ー1と、2点リードされました。

 山本は五回、連打で無死一、二塁とされ、シュワーバーを迎えたところで降板。結局、4回0/3を投げ、投球数67、被安打6、奪三振に、与四球1、失点3の内容だったが、このピンチを2番手・バンダが無失点に仕留めました。

 しかし、フィリーズは八回、リアルミュートのソロ本塁打やシュワーバーの2ランなどで計5点を追加し、試合を決めました。

 大谷は、5打数無安打に終わりました。

 試合は、8ー2でフィリーズが勝ち、対戦成績はドジャースの2勝1敗となりました。

 もう1試合は、ブリュワーズに2連敗して後のないカブスが4ー3で競り勝ち、踏み止まりました。カブスの「4番、右翼」で出場の鈴木誠也は三回に左中間二塁打を放ったが、得点に絡むことはできませんでした。

 ア・リーグでは、タイガースが9ー3でマリナーズを破り、対戦成績を2勝2敗のタイとしました。

 もう1試合はブルージェイズが5ー2でヤンキースに勝利し、3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズに進出しました。

 PSに入って、結果も内容もいい形で推移してきたドジャースだが、エース山本のKOは単なる「1敗」以上に大きな敗戦となりました。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。