米スポーツ局「MLBネットワーク」がこのほど行った「将来、野球殿堂入りする可能性が高い現役野手のランキング」で、大谷翔平(ドジャース)が1位に選ばれました。

 同番組の司会を務めるグレッグ・アムシンガー氏は、その理由として「大谷は8年間プレーし、そのうち5年間は投手としてもプレーしました。それは13年間MLBでプレーしたことになります」と述べ、投手と打者としてトップクラスで2人分の活躍をしていると強調。「大谷は飛び抜けた存在なのです」としています。

 ランキング2位以下は次の通りです。②アーロン・ジャッジ(ヤンキース)③マイク・トラウト(エンゼルス)④ホセ・アルトゥーべ(アストロズ)⑤フレディ・フリーマン(ドジャース)⑥ノーラン・アレナド(カージナルス)⑦ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)⑧ブライス・ハーパー(フィリーズ)⑨ムーキー・ベッツ(ドジャース)

 大谷は4日(日本時間5日)行われたポストシーズン(PS)地区シリーズのフィリーズ戦で、メジャー8年目で初めてPSに「投打二刀流」で臨み、6回3失点で初勝利を飾りました。速球は最速163.2㌔で9三振を奪い、56本塁打で本塁打王に輝いたシュワーバーに対し、55本塁打で2位の投手が投げ込むという前代未聞の対戦を実現。内容は3打数0安打、2三振と、大谷の完全勝利となりました。

 今年はイチロー(主にマリナーズでプレー)が日本人で初めて殿堂入りを果たしたが、満票に1票足りなかったのが悔やまれました。将来、大谷が選ばれる時は、イチローも成し得なかった「満票での受賞」を果たしてくれることでしょう。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。