米大リーグ・ポストシーズン(PS)戦のワイルドカードシリーズ3試合が2日(日本時間3日)、各地で行われ、前日のドジャースに加え、地区シリーズ進出の全4チームが決まりました。
ナ・リーグのカブスは二回、パドレスの先発ダルビッシュ有を攻め、無死一塁から鈴木誠也が3試合連続長打となる左翼線二塁打を放ち、好機を広げました。さらに死球の満塁からクルーアームストロングの今シリーズ初安打となる中前適時打で1点先取。ここでダルビッシュは降板。続くスワンソンの押し出し四球でカブスは加点しました。
ダルビッシュは、1回0/3を投げ、投球数21、被安打4、奪三振1、与死球1、失点2の投球内容でした。
カブスは七回、ブッシュの右越えソロ本塁打で1点追加。パドレスは9回にメリルの右越えソロ本塁打で1点返したが、反撃もここまで、3ー1でカブスが勝ちました。
ア・リーグのレッドソックスは、ヤンキース戦に吉田正尚が「4番、DH」で出場し、二回の先頭打者で左前打。これで今シリーズ4打数3安打としたが、後続が倒れました。吉田は四回も中前打を打ったが、後続が凡退で、無得点に終わりました。
先手を取ったのはヤンキース。その裏、一死一、二塁からロサリオの先制左前適時打を手始めに、ボルビーの適時打や相手失策などで、この回計4点入れました。先発はルーキーのシュリトラーだったが、8回を投げ、投球数107、被安打5、奪三振12、無四球、無失点の好投を披露。試合は4ー0でヤンキースの快勝でした。
タイガースは6ー3でガーディアンズを破りました。
4日(同5日)からの地区シリーズのカードと開催場所は次の通りです。
【ナ・リーグ】
フィリーズ対ドジャース(フィラデルフィア)
ブリュワーズ対カブス(ミルウォーキー)
【ア・リーグ】
マリナーズ対タイガース(シアトル)
ブルージェイズ対ヤンキース(トロント)
ワイルドカードを勝ち上がった4チームは、いずれも歴史のある名門球団ばかりで、地区シリーズが益々楽しみになってきました。
◇◇◇◇
1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。