米大リーグは28日(日本時間29日)、各地でレギュラーシーズン最終戦となる15試合がほぼ同時間帯に一斉に行われ、両リーグ各地区の優勝チームやポストシーズン進出チームが決まりました。

 ア・リーグの地区優勝は、東部がブルージェイズ、中部がガーディアンズ、西部がマリナーズ。ポストシーズン進出の6チームは、優勝3チームに加え、各地区2位以下で勝率のいいヤンキース、レッドソックス、タイガースに決まりました。

 ナ・リーグの地区優勝は東部がフィリーズ、中部がブルワーズ、西部がドジャース。ポストシーズン進出の6チームは優勝3チームに加え、カブス、パドレス、レッズに決まりました。

 個人タイトルも決まり、ア・リーグの首位打者は打率.331のジャッジ(ヤンキース)、本塁打王は60本のローリー(マリナーズ)、打点王も125点のローリー。防御率1位は2.21のスクバル(タイガース)、最多勝は19勝のフリード(ヤンキース)、セーブ王は42セーブのエステベス(ロイヤルズ)。

 ナ・リーグの首位打者は打率.304のT・ターナー(フィリーズ)、本塁打王は56本のシュワーバー(フィリーズ)、打点王も132点のシュワーバー。防御率1位は1.97のスキーンズ(パイレーツ)、最多勝は17勝のペラルタ(ブルワーズ)、セーブ王は40セーブのスアレス(パドレス)。

 大谷翔平(ドジャース)は同日のマリナーズ戦で自己最多の55本塁打を放ったが、シュワーバーに1本及ばす、3年連続の本塁打王は逃しました。

 大谷は、本塁打王は逃したものの、打者に専念した昨季より、「投打二刀流」が復活した今季が1本上回る「神業」の結果を残しました。今後の目標である「2年連続ワールドチャンピオン」と「初のワールドシリーズMVP」に向け、ポストシーズンでの大谷の投打の活躍に期待したいと思います。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。