米大リーグのナ・リーグ西地区では、ドジャースが4年連続23度目の地区優勝を決めました。
地区優勝マジック「1」で臨んだ敵地でのダイヤモンドバックス戦の先発を任されたのは山本由伸。初回を三者凡退に仕留める好調なスタートを切った山本は、速球、変化球とも球のキレ、制球力が申し分なく、ゼロ行進を続けました。結局、6回を投げ、投球数94。ドジャース4年ぶりのシーズン200奪三振をマークした三振数は7、与四球2、無失点の好投でした。
「山本が投げると沈黙する」傾向にあった打線も二回、フリーマン、パヘスの連続本塁打やベッツの2点適時打で計4点を奪い、山本を序盤に援護しました。
「1番、DH」で出場の大谷翔平も四回、一死三塁から右中間2点本塁打を放ち、昨季と並ぶ54号に達するとともに、今季の打点を100の大台に乗せる「101」としました。さらにフリーマンも2打席連続アーチをかけるなど、この回も4点追加し、8ー0と一方的な展開に持ち込むことができました。
開幕投手を務めた山本は、今季12勝目(8敗)を挙げました。大谷はトップのシュワーバー(フィリーズ)に2本差に迫る54号本塁打を放ち、残り3試合に逆転タイトル奪取をかけます。
地区優勝を決めたドジャースは、2年連続ワールドチャンピオンにどこまで近付き、達成できるか、正念場を迎えます。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。