米大リーグのジャイアンツ対ドジャース戦が14日(日本時間15日)、サンフランシスコのオラクル・パークで行われ、ドジャースの「1番、DH」で出場の大谷翔平は今季135得点をマークし、昨季達成した自身の記録を更新。ドジャースのロサンゼルス移転後のチーム記録だった134得点を上回りました。
5打席まで凡退していた大谷は九回、この回の先頭打者として打席に立ちました。初球を振り抜くと、打球は高く上がり、遊撃手と中堅手の間にポトリと落ちるラッキーな安打となりました。これで19試合連続出塁。さらに二死一、二塁の二塁走者として、エドマンの中前適時打で生還し、記録を更新しました。
昨季はメジャー史上初の「50本塁打(54本)、50盗塁(59個)」を達成した大谷。この移籍1年目で得点数も自己最多記録を樹立したが、今季は「投打二刀流」で、昨季を上回る数字を挙げたのでした。
さらに、シーズン150得点は2000年のジェフ・バグウェル(アストロズ)の152得点が最後で、もし大谷が今季達成すれば、21世紀初の「150得点達成者」となります。
大リーグ記録は、1921年にベーブ・ルース(ヤンキース)が記録した177得点で、この更新はほぼ無理だが、近代野球で、大谷がまた久しぶりの記録を達成(150得点以上)するのは十分可能性があります。
この日3本差を付けられた本塁打争いとともに、大谷の「個人の各種打撃争い」はシーズン終了まで続きます。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。