米大リーグは9日(日本時間10日)、各地で行われ、ナ・リーグ本塁打争いトップのシュワーバー(フィリーズ)はメッツ戦で50号本塁打を放ち、大台に乗せました。2本差で追う大谷翔平(ドジャース)は、ロッキーズ戦で3打数1安打1打点1盗塁と7ー2の勝利に貢献したものの、本塁打は出ませんでした。大谷がハイレベルのタイトル争いを勝ち取ることができるか、注目されます。
これまで、50本塁打以上でタイトルを逃した選手は、述べ9人を数えます。その年の本塁打王と、2位以下で50本塁打以上打った選手は次の通りです。
1938年=①ハンク・グリーンバーグ(58本、タイガース)②ジミー・フォックス(50本、レッドソックス)
1961年=①ロジャー・マリス(61本、ヤンキース)②ミッキー・マントル(54本、ヤンキース)
1996年=①マーク・マグワイア(52本、アスレチックス)②ブレイディ・アンダーソン(50本、オリオールズ)
1998年=①マーク・マグワイア(70本、カージナルス)②サミー・ソーサ(66本、カブス)③グレッグ・ボーン(50本、パドレス)
1999年=①マーク・マグワイア(65本、カージナルス)②サミー・ソーサ(63本、カブス)
2001年=①バリー・ボンズ(73本、ジャイアンツ)②サミー・ソーサ(64本、カブス)③ルイス・ゴンザレス(57本、ダイヤモンドバックス)
2002年=①アレックス・ロドリゲス(57本、レンジャーズ)②ジム・トーメイ(52本、インディアンズ)
ただ、1997年のマーク・マグワイアは、7月末にア・リーグのアスレチックス(この時点で34本塁打)から、ナ・リーグのカージナルスに移籍して24本塁打放ち、合計58本塁打マークしたが、本塁打王にはなれませんでした。
23年ぶりの「50本塁打以上のタイトル争い」成るか、注目されるが、2年連続3度目の本塁打王を狙う大谷にとって、まずは50本の大台に乗せ、さらにシュワーバーに追い着くことがが求められます。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。