米大リーグは1日(日本時間2日)、プレーオフ進出をかけて、熾烈な戦いの9月に入りました。地区優勝、あるいはワイルドカード争いで3位以内に入れば進出できるが、特に日本選手が所属する5チームの行方に注目が集まります。

 プレーオフ進出の条件は、各地区優勝チームと、2位以下で勝率のいい3チームの計6チーム。

 ナ・リーグの8月末現在の成績をみると、次のようになります。

 西地区は、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3選手が所属するドジャースが78勝59敗で1位。次いでダルビッシュ有と松井裕樹がいるパドレスが2位。中地区は鈴木誠也と今永昇太が在籍のカブスが2位。東地区は千賀滉大がいるメッツが2位です。

 ワイルドカード争いでは、1位が78勝59敗のカブスで、2位は76勝61敗のパドレス、3位は73勝64敗のメッツとなっています。次点となる4位は、69勝68敗のレッズだが、果たして3位以内に残っているのはーー。

 ア・リーグでは、吉田正尚のいるレッドソックスが76勝62敗で東地区の3位、ワイルドカード争いでは2位に付けています。4位のレンジャーズは71勝67敗となっています。

 地区優勝争いに加え、ワイルドカード争い、さらに個人タイトル争いと、まさに「9月は勝負の月」となります。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。