米大リーグのナ・リーグ西地区で1ゲーム差で地区優勝を争う首位ドジャースと2位パドレスとの首位攻防戦が22日(日本時間23日)、サンディエゴのペトコ・パークで行われました。また、この試合ではパドレスの先発のダルビッシュ有と、ドジャースの「1番、DH」で出場の大谷翔平との対戦も見られました。

 2人の最初の対戦は一回、カウント2ー2からの6球目のスライダーを大谷が打って一ゴロ。ダルビッシュはベッツを遊ゴロ、スミスを三振で、三者凡退の最高の立ち上がりを見せ、二回も三者凡退に抑えました。

 しかし、ドジャースは三回、一死走者なしでルーキーのフリーランドがメジャー初本塁打を右翼席に打ち込み、先制。ダルビッシュはこの試合の初被安打で1点失いました。次打者が死球の後、大谷に第2打席が回ったが、ライトライナーに倒れました。

 パドレスは四回、一死二塁からマチャードの中前適時打で同点。さらにアラエスの右前打で一、三塁とすると、ボガーツの中犠飛で勝ち越しました。

 ダルビッシュ対大谷の3度目の対戦は六回、一死走者なしだったが、四球に終わりました。ダルビッシュはこの回終了時に降板。投球内容は投球回6、球数74、被安打1、奪三振5、与四死球2、失点1の好投で、勝利投手の権利を得ての交代でした。対大谷は、2打数0安打1四球。

 ドジャースは2ー1と1点リードされた九回、この回の先頭打者として、大谷に第4打席が回ってきました。投手はナ・リーグトップの33セーブをマークする守護神のスアレス。しかし、3球目の速球を打った打球は中堅フェンス手前まで飛んだが、中飛に終わりました。

 その後、ドジャースはベッツとフリーマンの安打で二死一、三塁とスアレスを攻めたが、最後はT・ヘルナンデスが163.5㌔の速球を空振り三振に倒れ、パドレスが逃げ切りました。ダルビッシュは3勝目(3敗)。大谷は3打数無安打で打率は2割8分3厘。

 ドジャースとパドレスは73勝56敗で全く並びました。直接対決はあと2試合。両チームの優勝争いはシーズン終盤まで目が離せなくなりました。

     ◇◇◇◇

 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。