ヤクルト対巨人戦が21日、神宮球場で行われ、巨人の先発・田中将大投手(36)が5回を3安打1失点に抑えて巨人が7ー1で勝利。田中は日米通算199勝(日本121勝、米国78勝)を挙げ、史上4人目の日米200勝に王手をかけました。
巨人は一回、二死一塁から岡本和真の左翼線適時二塁打で1点先取。その裏、田中は一ゴロ、ニゴロ、三振で三者凡退と、最高の立ち上がりを見せました。
巨人は二回、無死二塁からリチャードが左中間席中段に飛び込む2ラン。さらに二死二塁から佐々木俊輔の右前適時打で加点し、続く丸佳浩の左中間2ランでこの回計5点入れ、6ー0とリードを広げました。
田中は二回は三振、二塁打、三振、三飛。三回は左前打、三振、遊ゴロ、三邪飛。四回は投ゴロ、ニゴロの二死からオスナに左越え本塁打で1点失ったが、次打者を遊ゴロ。五回は左飛、二塁失策、右飛、ニゴロに抑え、6ー1と5点リードで、勝利投手の権利を得て降板しました。
巨人は九回、一死一、三塁から佐々木の右前適時打で1点加えました。試合はこのまま7ー1で巨人が勝ち、田中は日米200勝に王手をかけました。
楽天時代の2013年には24勝無敗1セーブで、チームのリーグ優勝、日本一に神がかりの活躍を披露するなど、伝説的な成績を残してきた田中。あと1勝で、ダルビッシュ有、黒田博樹、野茂英雄の「伝説的な投手」3人しか達成していない200勝に到達します。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。