米大リーグのエンゼルス対ドジャース戦が12日(日本時間13日)、エンゼルスタジアムで行われ、ドジャースの「1番、DH」で出場の大谷翔平は六回にライナーを打ってトリプルプレーを喫したかと思えば、九回に勝ち越しの4試合連続本塁打を打ち、十回にはサヨナラ負けするなど「波瀾万丈」の1日でした。

 5ー5で迎えた六回無死一、二塁。大谷は強烈な投手返しのライナーを放ったが、二塁ベース付近にいた遊撃手のネトが捕球、そのまま二塁を踏んで一塁に送球。二塁走者、一塁走者とも戻れずにトリプルプレーが完成、一気に3アウトチェンジになりました。

 それでも九回、この回の先頭で打席に立ち、エンゼルスの守護神・ジャンセンのカットボールを捉えると、打球速度184.8㌔、飛距離123.1㍍の打球が右翼ポール付近に飛び込み、6ー5と勝ち越しました。これで今季2度目の4試合連発の43号で、シュワーバー(フィリーズ)を抜き、ナ・リーグ本塁打争いの単独トップに立ちました。

 しかし、ドジャースはその裏同点にされると、十回裏にサヨナラ負けを喫し、120試合目でパドレスと68勝52敗で並び、ナ・リーグ西地区の優勝争いは混沌としてきました。

 13日(同14日)は、大谷が「投打二刀流」で先発します。チームの悪い流れを大谷の投打の活躍で変えることができるか、ドジャースは正念場を迎えました。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。