米大リーグのドジャース対ブルージェイズ戦が10日(日本時間11日)、ドジャースタジアムで行われ、ドジャースの「1番、DH」で出場の大谷翔平は、2試合連続の41号本塁打を放ち、ナ・リーグ本塁打争いでシュワーバー(フィリーズ)に並びました。初回先頭打者アーチは今季11度目。

 大谷は、8月に入ってエンジン全開の様相を示してきました。何しろ、全9試合で安打を放ち、本塁打もこの4試合で3本目。この時点での8月の打率は4割5分2厘としました。一回、左腕ラウアーのカットボールをとらえると、打球速度171.1㌔、飛距離121.9㍍の打球が右中間スタンドにライナーで運びました。

 7月は24試合で9本塁打を放ったものの、93打数19安打の打率2割4厘、32三振と精彩を欠き、7月終了時打率は2割6分9厘まで落ちてしまいました。それが、月が変わるとともに「変身」した格好です。

 大谷は前日の試合では本塁打数を40号に乗せたが、この「40号」には、様々な記録がつきました。

 まず、40本塁打を複数回達成したドジャースの選手は、デューク・スナイダー(1953〜57年)、キル・ホッジス(51、54年)、ショーン・グリーン(2001、02年)に次いで4人目。117試合目での40号達成は、ドジャースでは最速記録となります。

 3年連続40本塁打は、現役選手では大谷ただ1人。通算4度目の40本塁打も現役では大谷だけです。

 11日(同12日)からは、古巣・エンゼルスのエンゼルスタジアムでの3連戦が行われ、大谷は第3戦で先発投手として「投打二刀流」が見られます。懐かしのエンゼルスタジアムで、さらに加速度が増すか、注目されます。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。