米大リーグのドジャース対ブルージェイズ戦が8日(日本時間9日)、ドジャースタジアムで行われました。先発投手はドジャース一筋で通算217勝、3010奪三振のカーショー(37)と、ダイヤモンドバックスに入団し、ブルージェイズが7球団目で218勝、3451奪三振のシャーザー(41)。ともにサイ・ヤング賞3度獲得の「レジェンド対決」となりました。
初回、カーショーは三者凡退の最高の立ち上がり。
一方、シャーザーは、これまで3度の対戦で無安打、2三振に抑えていた先頭の大谷翔平にいきなり中前打を浴び、続くベッツにも中前打で、無死一、二塁のピンチ。さらに三振、左飛、四球で二死満塁となったが、T・ヘルナンデスを三振に仕留めました。
二回は、カーショーが二塁打と遊ゴロの一死三塁からバーガーに右前適時打を浴びて、1点先行されました。
シャーザーは五回、二死走者なしから、大谷に右中間二塁打、ベッツに左越え2ランを打たれ、2ー1と逆転されました。
カーショーは6回を投げ、投球数74、被安打7、奪三振4、与四球1、失点1。
シャーザーも6回を投げ、投球数98、被安打6、奪三振5、与四球3、失点2。
2008年にメジャーデビューした2人のレジェンドは、同年9月7日以来、17年ぶりの投げ合いとなったが、新人で対戦し、3000奪三振以上を記録して再び投げ合うのは、史上初。試合は5ー1でドジャースが勝ち、カーショーの勝利数218勝で、2人は並びました。
42歳で263勝、3497奪三振、サイ・ヤング賞3度のバーランダー(ジャイアンツ)を含め、3人の現役「レジェンド投手」の投球に今後も注目したいと思います。
なお、大谷は七回にも一塁強襲安打を放ち、6月15日以来44試合ぶり、今季9度目の3安打となりました。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。