米大リーグのドジャース対カージナルス戦が6日(日本時間7日)、ドジャースタジアムで行われ、ドジャースの「1番、投手」という「投打二刀流」で出場の大谷翔平は、打ってはメジャー8年目での通算1000安打を39号逆転2ランで達成。投げては4回投げて 1失点の活躍を見せました。
大谷は初回、左飛、中飛の二死後、バールソンを161㌔の速球で見逃しの三振の三者凡退で仕留めると、その裏の第1打席では強い当たりの一塁ゴロを放ち、一塁手が弾いて出塁。記録は失策で、あと1本に迫っていた1000安打到達とはなりませんでした。
二回も三振、左飛、三振の三者凡退。しかし、三回は先頭のウォーカーを内野飛球に打ち取ったが、二塁手のロハスが強い日差しで捕球出来ず、記録は安打。その後、盗塁で無死二塁のピンチを迎え、三振、ニゴロの二死三塁から、ドノバンに三塁前のセーフティーバントヒットを決められ、先取点を許しました。それでも次打者を三振に仕留め、動揺は見せませんでした。
その裏、大谷は一死二塁の第2打席で左腕リベラトレに対し、カウント1ー1から真ん中の150㌔の直球をフルスイング、打球速度176.2㌔、飛距離134.1㍍の打球は左中間席中段に吸い込まれました。本塁打は7月26日のレッドソックス戦以来、10試合、48打席ぶりでした。
四回はバールソンをスライダーで空振り三振、ヌートバーもスライダーで三振を奪い、大谷には通算5打席連続三振。ウィンもスイーパーで三振と、三者連続三振で、この日の登板を終えました。投球内容は4回を投げ、投球数54、被安打2、奪三振8、失点1。
打者では五回の先頭打者で四球、七回は二死走者なしから外角スライダーを空振り三振で、3打数1安打、2打点、1本塁打。
試合は、カージナルスがドジャースの守備の乱れを突いて5ー3の逆転勝ちを収めました。
大谷は、先発して好投を披露。打者でも通算1000安打を本塁打で飾り、8月に入って初本塁打、初打点をマーク。リーグ優勝やポストシーズン進出を図る今後の争いに向け、個人的には納得のいく試合だったようです。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。