米大リーグの第95回オールスターゲームが15日(日本時間16日)、アトランタで行われ、ナ・リーグの「1番、DH」で出場の大谷翔平(ドジャース)は、一回の第1打席で、昨季のサイ・ヤング投手の左腕スクバル(タイガース)から中前打を放ちました。球宴での安打は、2022年の中前打、昨年の3点本塁打に続き、3本目。

 大谷は5年連続で指名打者(DH)での出場だが、これはデビッド・オルティス(ツインズ、レッドソックス)以来、史上2人目。

 球宴のユニホームは、19年以来6年ぶりに自チームのユニホームを着用してのプレーでした。また、この試合では、初めて自動ボール・ストライク判定(ABS)が導入され、一回のマチャド(パドレス)の時のカウント0ー2で投手からの要請で「ボール」から「ストライク」に判定が変更され、三振となりました。

 大谷は二回、二死二塁で第2打席を迎え、「2年連続球宴本塁打か」と思われる右翼ポールわずか右のファウルを放ったが、その後は一ゴロに終りました。結局、大谷は五回の第3打席で代打にシュワバー(フィリーズ)が出され、2打数1安打で終えました。

 大谷のオールスターゲームでの全成績は次の通りです。

 2021年 投手(左飛、ニゴロ、遊ゴロ)、打者(二ゴロ、一ゴロ)

 22年 打者(中前打、四球)

 23年 打者(三振、四球)

 24年 打者(四球、本塁打、三振)

 25年 打者(中前打、一ゴロ)

 大谷は今年、球宴での初のMVPは成らなかったが、来年は07年のイチロー(マリナーズ)以来の日本選手2人目のMVP獲得を期待したいところです。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。