米大リーグの日本選手の中でも、ドジャースの投手陣の中でも、佐々木朗希だけ、復帰が未定となっています。

 日本選手の中で故障者リストに入っていたダルビッシュ有(カブス)は、7日のダイヤモンドバックス戦で、右肘の炎症から復帰して、今季初の先発登板。右肩のけがが回復した吉田正尚(レッドソックス)は9日のロッキーズ戦に「6番、DH」で今季初出場し、いきなり4打数3安打の活躍を見せました。

 開幕後の試合で負傷した選手では、今永昇太(カブス)が左太ももの負傷から6月27日のカージナルス戦で5月5日以来の先発復帰。千賀滉大(メッツ)も右太ももの痛みから、約1か月ぶりに11日のロイヤルズ戦に先発復帰することになりました。

 佐々木が所属するドジャースでも、左足親指と左膝半月板の故障から復帰したカーショーが5月17日に今季初先発。グラスノーも右肩の炎症から9日のブルワーズ戦に約2か月半ぶりに先発登板。さらに左肩炎症のスネルも、オールスターゲーム後に復帰の予定です。大谷翔平も投手として6月16日に「投打二刀流」が復活しました。

 こうしてみていくと、佐々木だけが、日本選手の中でも、ドジャース投手陣の中でも、1人復帰が遅れている感があります。メジャー移籍1年目の佐々木には大きな試練が訪れているが、周囲の選手が復帰しても焦ることなく、しかし漫然とリハビリするのでなく、早く復帰して欲しいものです。(日付けは米国時間)

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部 元記者。