米大リーグのオールスター・ゲーム(7月15日・アトランタ)のファン投票中間発表で、ナ・リーグの指名打者(DH)部門は、大谷翔平(ドジャース)が 1位、鈴木誠也(カブス)が3位と、争っています。

 16日(日本時間17日)の中間発表では、本塁打争いで25本でトップの大谷が、139万8771票で1位。次いでレッドソックスからジャイアンツへ大型トレードされたばかりのラファエル・デバースが79万6382票で2位。鈴木が35万8138票で3位に付けています。

 鈴木は17日(同18日)にシカゴで行われたブルワーズ戦の五回、一死ニ、三塁の好機で打席に立ち、カウント1ー0から内角低めのシンカーを豪快に振り抜いて左中間席に逆転18号3ランを放ちました。これで打点は61に伸ばし、トップのピート・アロンソ(メッツ)に2点差に迫る2位となりました。

 大谷はエンゼルス時代の2021年にメジャー史上初のリアル二刀流でオールスターに出場。昨年は日本選手初の「柵越え本塁打」を球宴で放つなど、実績を残してきました。

 一方、鈴木はオールスター出場はまだなく、MLB公式サイトの「MLB.com」は、「オールスター・ゲームで見たい12選手」の1人に選んでいます。これはレギュラーシーズンで実績を残しながら、同じポジションにスーパースターがいるために、なかなか選出されない選手を挙げたものです。

 鈴木のナ・リーグのDH部門でのファン投票での選出は厳しいが、選手間投票やMLBの推薦で、選んで欲しいものです。

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 1984年の王監督の 時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した 某新聞社運動部元記者。