米大リーグのドジャース対パドレス戦が16日(日本時間17日)、ドジャースで行われ、ドジャースの大谷翔平は663日ぶりに先発登板を果たしました。 1イニングだけの投球だったが、最高で161.2㌔の球速をマークするなど、「投打二刀流」への復活は、順調の様でした。

 投手としての出場はエンゼルス時代の2023年8月23日以来。同年9月に2度目の右肘手術を受けてから、またドジャースのユニホームを着てから、ともに初めてのマウンドなりました。

 大谷は一回、1番タティスjrに、初球は157㌔のシンカーでファール。フルカウントから詰まった当たりの右前打を打たれ、暴投もあって無死二塁のピンチを迎えました。

 2番アラエスにはカウント2ー2からシンカーを中前打され、無死一、三塁。

 3番マチャドにはフルカウントからスイーパーを中堅に犠飛を打たれ、1点失いました。

 4番シーツにはフルカウントから直球をニゴロ。

 5番ボガーツにはカウント1ー1からシンカーを投げて3ゴロに仕留めました。

 大谷は1回を投球数28、被安打2、失点1で降板。

 しかし、大谷は自ら与えてしまった1失点を、三回二死三塁の第2打席で左中間適時二塁打を放ち、同点に戻しました。

 さらに四回、二死一、二塁から今度は右前適時打を打ち、パドレスを突き放しました。打率も3割に乗せました。

 大谷は投手として復活の手応えをつかみ、打者としても6月上旬の不振から脱却。「良いイメージを持てた投球だったので、良い1日だった」と本人も語ったように「投打二刀流」の再スタートに成功した様に映りました。

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  1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。